■住民全員で繋いでいく未来へのバトン
日々の暮らしを考え直すことで次世代の生活が変わる
住民全員が一丸となって繋ぐ大切なバトンとは-
▽未来へ繋ぐバトン(3)
暮らしの中に 取り入れよう デコ活
環境省は、「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」として生活の中に取り入れられる「デコ活」を推進しています。「デコ活」では「LED・省エネ家電などを選ぶ」「食品の食べ切り、食材の使い切り」といった行動様式を日常生活の中に取り入れることで、意識的にではなく自然に取り組みを進められるとしています。
・デ 電気も省エネ 断熱住宅
電気代をおさえる断熱省エネ住宅に住む
・コ こだわる楽しさ エコグッズ
LED・省エネ家電などを選ぶ
・カ 感謝の心 食べ残しゼロ
食品の食べ切り、食材の使い切り
・ツ つながるオフィス テレワーク
どこでもつながれば、そこが仕事場に
澄んだ空気、透き通った川の水。菰野町のこの豊かな自然を次世代へと残していくためにも現代を生きる皆さんの心掛けや行動が大切になってきます。
◆温室効果ガスを削減するため
いつまでも自然豊かで暮らしやすい菰野町であるために。近年、世界規模で進む地球温暖化に対して、省エネへの取り組みや再生可能エネルギー等を活用することで地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を減らし、最終的に温室効果ガスを「実質ゼロ」にする「脱炭素社会」を目指す取り組みが世界中で広まっています。菰野町でも令和5年12月に「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、2050年までに温室効果ガスの排出「実質ゼロ」を目指す宣言をしました。
◆日常の中に脱炭素の行動を
ゼロカーボンシティを実現するためには、プラスチックごみの排出を抑制し、資源循環などで新たに発生するプラスチックごみを削減していかなければなりません。菰野町ではリサイクルによる資源物化を目的に平成13年からプラ製容器包装品、平成29年から製品プラスチックの資源物回収を開始しています。しかし、プラ製容器包装品は平成29年、製品プラスチックは平成30年を境に回収量が減少傾向にあり、それに反して可燃廃棄物の総量が増加している傾向にあります。各家庭で資源物回収に対してより一層ご協力いただくとともに、「宅配サービスは再配達とならないよう1回で荷物を受け取る」「省エネ家電を最大限活用する」「食べ残しをせず、食品を有効活用する」といった取り組みを意識的にではなく、生活の一部として当たり前に取り入れていくことが今後、菰野町が「ゼロカーボンシティ」を実現するために必要な一人一人の心掛けとなってきます。
今月号では次世代へとバトンを繋いでいくさまざまな人や取り組みをご紹介しましたが、バトンを渡す人、渡される人の双方がいて成り立つものばかりでした。そういった好例がある一方で菰野町ではこれまでに消えていってしまった、次世代へ繋ぐことができなかった伝統や資源も多く存在します。この先も菰野町が今と変わらず誇れるまちであるために
―次世代へと繋ぐ想いをバトンに込め、ひとつひとつのバトンを落とすことなく私たちが大切に繋いでいかなければなりません。
◇菰野町の可燃廃棄物・プラ製容器包装品等の推移
◇令和6年度START ペットボトルを集積所に出せます
日曜日に各地区で行っている資源物回収と平日のスーパーマーケットでの回収に加え、令和6年度から月1回、各地区の集積所にペットボトルが出せるようになります。リサイクルの機会が増えるので、積極的にご活用ください。
◎27 プラ容器 Pボトル
ペットボトル回収日をCHECK!!
令和6年度の各地区収集カレンダーにはペットボトルの回収日を新たに記載しています。
◇削減しよう!不要な再配達
いまや生活に欠かせない宅配サービスですが、再配達のトラックによるCO2排出量の総量は年間約42万トンにものぼるとされ、大きな社会問題になっています。できる限り1回で荷物を受け取るために、日時の指定、自宅以外での受取方法の活用や宅配事業者が提供するアプリ等を積極的にご活用ください。
◎Method 01 受取日時・時間帯の指定
確実に受け取れる日時・時間帯を指定するようにしましょう。
◎Method 02 置き配・宅配ボックス利用
自宅に不在の時でも受け取れるよう手配しておけば安心です。
◎Method 03 自宅以外での受け取り
コンビニや宅配ロッカーを有効活用しましょう。
※詳細は本紙P.8~9をご覧ください。
問合せ:環境課
【電話】391-1150
【FAX】391-1193
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