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自治体の皆さまへ

ゾーン30プラス 子どもたちの安全・安心のために

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三重県菰野町

小学校や幼保園周辺を中心に自動車の速度を制限するゾーンを設け、大切な子どもたちを予期せぬ交通事故から守る「ゾーン30プラス」竹永地区で初導入

▽四日市西警察署 署長
西脇秀樹(にしわきひでき)さん

〈MESSAGE〉
車の速度を物理的に抑制する三重県初のスムーズ横断歩道など先進的な取り組みが竹永地区で導入されました。しかし、前提として交通ルールをしっかりと守っていなければ、これらの取り組みも効果はありません。一人一人がより一層、交通ルールを徹底するよう心掛けてもらい、西警察署としては子どもを中心とした見守り活動をこれからも続けていきます。

▽竹成・永井地区ゾーン30プラス区域
・ゾーン30プラス表示
・カラー塗装
・スムーズ横断歩道
※詳細は本紙P.6をご覧ください。

◆依然として減らない交通事故
近年の四日市西警察署管内での交通事故件数は、年間1000~1300件程度で推移しており、令和5年中の発生件数は大小含めて1112件でした。町内の小学生が事故に遭った交通事故も令和5年中に3件確認されており、中には児童が骨折などのけがを負うものもありました。自動車に先進的な技術が搭載されても、その件数が減少する傾向には至っておらず、依然として交通弱者とされる歩行者、中でも子どもや高齢者に危険が及ぶ可能性は残っています。そのような状況の中、新たな取り組みとして「ゾーン30プラス」を竹永地区に導入しました。

◇四日市西警察署管内での交通事故件数の推移

◆物理的に速度を抑制する道路
今回、導入した「ゾーン30プラス」は、生活道路での人優先の安全な通行空間の整備を目的に区域(ゾーン)を定めて自動車の最高速度を時速30キロメートルに規制し、路側帯に緑のカラー塗装を施して歩行空間を確保する「ゾーン30」に、自動車の速度を物理的に落とさせる凸状のハンプや狭さくなどを組み合わせた安全対策です。区域内に侵入する道路には「ゾーン30プラス」を明示する標識や路面標示を設け、ドライバーに歩行者や自転車の安全な通行を確保するよう促しています。さらに、区域内の竹成の大日堂から県道140号(ミルクロード)までの区間に3か所のハンプを設けています。道路上のハンプは、ドライバーが物理的に速度を抑制することが期待でき、竹永小学校前と大日堂前には三重県内初の「スムーズ横断歩道」と呼ばれるハンプを組み合わせた横断歩道を設置しました。
今回の「ゾーン30プラス」導入は地元区、学校、四日市西警察署、菰野町が連携することで実現した取り組みで、その目的は子どもたちの登下校時などの安全安心です。運転するドライバーはもちろん、住民全員で交通ルールを徹底し、子どもたちの安全を守っていきましょう。

▽竹永地区以外でも導入を検討「ゾーン30プラス」
今回、町内で初めて竹永地区に導入した「ゾーン30プラス」ですが、今後は竹永地区以外にも導入していくことを検討しています。現在、路側帯に緑のカラー塗装が施してある小学校や幼稚園・保育園・こども園の周辺を中心に「ゾーン30プラス」の区域を設定し、自動車の速度抑制のためのハンプやスムーズ横断歩道などの導入を検討していきます。

問合せ:都市整備課
【電話】391-1138
【FAX】391-1192

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