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令和6年度 施政方針(1)

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三重県鈴鹿市

令和6年2月市議会定例議会の開会にあたり、施政方針として市政運営の基本方針と予算編成に対する基本的な考え方について、表明しました。今回は、施政方針の概要について、お知らせします。

◇子育てしやすい環境の整備へ
令和6年度から8年間のまちづくりの指針となる「鈴鹿市総合計画2031(にいまるさんいち)」では、人口減少対策とDXの推進に取り組むことを明確にしました。
加速する人口減少を抑止し、人々の市内への定着を図るために、まずは、子育てしやすい環境を整え、本市の未来を担う全ての子どもたちの健やかな育ちを確保する取り組みを強化していく必要があると考えています。
そのため、子どもたちの権利を守り、地域社会全体で支え合うまちづくりの実現に向け、子ども条例の制定を進めます。
また、子育て世帯の経済的負担を軽減し、安心して子育てができる環境づくりにも注力します。その一つとして、子ども医療費につきましては、令和7年度を目途に、助成制度の対象と窓口無料化を18歳までに拡大したいと考えています。

◇住みやすいまちづくりに向けて
デジタル技術をはじめとする、これからの時代に合ったものを積極的に取り入れながら、市民の皆様に住みやすいと感じていただけるようなまちづくりを進めていくことが重要です。
そのため、外部人材や最新のソリューション(※)を活用しながら、行政サービスのデジタル化を加速させていきます。
そして、人口減少対策やデジタル技術を活用した新たな取り組みを着実に成果につなげていくため、本市ならではの政策や主要事業を市内外に広くアピールするシティプロモーションを展開し、本市のプレゼンス(存在感)を高め、都市のイメージ向上や交流・関係・定住人口の増加を図ります。
新しい総合計画のもと、市民の皆様に希望と期待をもっていただけるような施策を展開し、市政を前進させ、本市の更なる発展・飛躍につなげていきます。
※課題を解決するためのシステム

施政方針全文については市ウェブサイトで(ページ番号1012427)
鈴鹿市長 末松則子

■子どもが輝き人と文化を育むまち
少子化が深刻な問題となる中、妊娠・出産期から子育ての時期に至るまで、途切れのない支援に取り組みます。また、子どもから大人まで全ての方が、生涯にわたり、学び、豊かに暮らしていくための環境づくりを進めます。

◇母子健康手帳のデジタル化
母子健康手帳アプリを導入することで、子育てや母子保健に関する情報のプッシュ型発信、イベントや教室のオンライン予約、産後アンケートの電子化などを可能にします。

◇屋内運動場へのエアコン整備
子どもたちの熱中症対策や災害時における避難所の環境改善につなげるため、小・中学校の屋内運動場に低コスト送風型エアコンを設置します。

◇多目的スポーツ広場の整備
鼓ヶ浦サン・スポーツランドに、スケートボードなどのアーバンスポーツを楽しめる多目的スポーツ広場を整備します。

■健やかにいきいきと暮らせるまち
超高齢社会が急速に進む中、将来にわたり、医療や保険、福祉のサービスが安定的に提供され、必要なときに安心して受けられる体制の構築に向けて取り組みます。

◇みんなにやさしい地域社会の仕組みづくり
認知症サポーターなど、地域の応援者の養成や、地域における居場所づくり、スローショッピングなど、認知症の方を含む全ての方にやさしい地域社会の仕組みづくりを推進します。

◇風しんワクチン接種の対象拡充
生まれてくる赤ちゃんの「先天性風しん症候群」の発症を予防するため、妊娠を予定・希望する女性やその配偶者などの同居者を新たに接種対象に加えます。

◇中学生に対するピロリ菌検査の実施
子どもたちの健康を保持・増進するため、中学生に対するピロリ菌検査を実施し、将来的な胃がんによる死亡リスクの軽減を図ります。

■生命と財産を守り抜ける安全・安心のまち
災害時における情報伝達をより効率的・効果的に行い、市民の皆さんの安全と安心を迅速に確保するための取り組みを進めます。また、広域的な幹線道路のストック効果を最大限発揮するとともに、災害時における輸送機能の確保を図るため、市道の整備などを行います。

◇地震開錠ボックスの整備
避難者自らが避難所の開設を行うなど、より迅速な対応ができるよう、収容避難所に地震開錠ボックスを段階的に整備します。

◇受援計画の策定
大規模な災害が発生した場合に備え、外部からの人的・物的支援を円滑に受け入れ、効果的な災害応急対策や迅速な被災者支援などができるよう、「受援計画」を策定します。

◇道路ネットワークの整備と適切な維持管理
鈴鹿亀山道路や鈴鹿四日市道路の早期整備に向け、国や県に強く働きかけるとともに、市道汲川原橋徳田線などの関連する道路の整備を進めます。

■自然と調和し快適な都市環境を未来へつなぐまち
地球温暖化による気候変動の影響が表れる中、快適な都市環境を実現するために、自然環境の保全と共生を図るとともに、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みなどを進めます。

◇デマンド交通の実証運行事業の実施
移動ニーズに応えるための新たな手段として、デマンド交通の実証運行事業を実施し、将来的なデマンド交通の導入可能性の検証を行います。

◇都市公園の賑わい創出
都市公園における賑わいの創出、交流・関係人口の拡大を進めるため、鈴鹿フラワーパークなどの公園緑地について、市場性や採算性の調査を行い、官民連携による事業を進めます。

◇ウォーターPPP導入可能性調査の実施
下水道事業では、公共下水道管路の効率的な維持管理を進めるため、ウォーターPPP(※)の導入可能性調査を実施します。
※水道や下水道など水分野の公共施設を対象とした官民連携

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