■サンタバーバラの思い出
鳥羽東中学校2年 橋爪拓哉(はしづめたくや)
私がサンタバーバラに到着してバスから降りたときは恥ずかしくて話しかけづらかったけれど、勇気を出して話すことにしました。ホストファミリーのお父さんが近寄ってきてくれて、優しく元気に挨拶をしてくれました。その日の夕食はハンバーガーショップに出かけ、みんなで食事をしました。最初の日のうちにホストファミリーやいろんな人たちと仲良くなれました。
次の日からサンタバーバラのいろんなところに行ったり、家でゆっくり過ごしたりしました。その中でも特に楽しかったのは、ウェルカムパーティーでした。パーティーの最中にみんなでプールの中で遊んだり、みんなで食べ物を持ち寄ってタコスを作ったり、これまで食べたことのないものを食べました。日本から来たぼくたちは空手の太極上段という形を披露しました。みんなから「かっこいい」と言ってもらえて、とてもうれしかったです。その後はプールに飛び込んだり、ボールを投げあったりして遊びました。そこでは、一期さんや恵麻さんのホストファミリーにも話しかけて、交流をしました。そのとき初めて話しかけたのに、すぐに仲良くなれました。
フィエスタではお父さんが先に行って、場所取りをしてくれました。その後で家族みんなでそこに出かけました。全員が揃ったときに前もって買ってあったたまごを頭にぶつけられてびっくりしました。たまごの中が紙吹雪だと知って、安心しました。
最終日にはリーランドさんの家に泊まりました。みんなでピザを食べて、銃のおもちゃで屋外で遊びました。遊び疲れて家に入ると、ガレージにソファや布団、テレビまでありました。そこで寝るまでアニメを観て過ごしました。翌朝は、お父さんと二人で日本対アメリカの女子サッカーの試合を観戦しました。他のみんなが起きてきたので、港に出かけて新鮮なウニや刺身を食べました。出かけたところ全てが楽しい思い出です。他にも、家族とショッピングをしたり、海でサーフィンをしたり、ゴルフやボーリングにも出かけたりなどなど、サンタバーバラでしたこと全てが私にとって貴重な経験になりました。
このプログラムに応募して本当によかったです。鳥羽市のみなさん、サンタバーバラに行かせてくれて、ありがとうございました。
■いい思い出になった留学
加茂中学校2年 宮本謡(みやもとうた)
私は留学が決まった時、最初に起こった感情は「不安」でした。もちろん嬉しい気持ちや楽しみでワクワクもしたけれど、ふとした瞬間に「言葉が通じない」「人種差別」など不安が押し寄せたりもしました。
いざ、サンタバーバラへ着くと、迎えいれてくれたブルックリンとその家族、他の留学のメンバー達の温かさで私は不安などすぐに忘れてしまいました。
サンタバーバラで毎年行われるフィエスタは卵形のボールを人に当てて割るという一風変わった伝統行事に参加させてもらったり、学校見学をさせてもらったりして、日本とは全く規模が違い圧倒されることもありましたが、たくさんの体験をさせてもらいました。
私が特に印象に残ったことは、ブルックリンと毎朝家の前にあるビーチを散歩したり、お互いの言葉は分からないにも関わらず何故か意味が分かって2人で大笑いしたりしたことです。行く前に感じていた不安の1つだった、「言葉が通じない」は無駄な心配でした。
スーパーで買い物をしている時、ベビーカーに乗った赤ちゃんが可愛くて構っていたら、お母さんが急に赤ちゃんを抱っこしたので、私は外国人だし警戒させてしまったと思い、その場を離れようとしました。すると、お母さんは私に“赤ちゃんを抱っこしても良いよ”とジェスチャーで伝えてくれました。赤ちゃんはミルクの香りがして私の弟が赤ちゃんのときと同じでした。可愛い赤ちゃんを抱っこできたこと、外国人の私を信用して大切な赤ちゃんを抱っこさせてくれたことは凄くうれしかったです。
私は今回の留学を通じて、言葉や人種の壁は乗り越えられることを学びました。これからは初めてのことを恐れず、積極的に取り組んでいこうと思います。
問合せ:市民課人権・市民交流係
【電話】25-1126
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