■認知症とは
認知症は誰でもかかりうる脳の病気で、発症する最大の原因は加齢です。認知症の一歩手前である軽度認知障害(MCI)の段階であれば、健常な状態に戻れる可能性もあります。発症した場合、徐々に認知機能が低下していきますが、早期発見・早期治療により進行を遅らせることが可能です。
■認知症のかたへの接し方
認知症のかたに接するときは、自尊心を傷つけず、安心感が持てるよう笑顔で話しかけましょう。また、多くの情報を一度に伝えると混乱するので、相手の正面から簡潔にゆっくり話すようにしましょう。
■徘徊について
認知症が進行すると、人によっては徘徊行動が見られる場合があります。本人は目的があって歩いている場合が多いのですが、途中で自宅が分からなくなり、行方不明になると高齢者自身が危険にさらされるほか、家族などの心身の負担は大きなものになります。市では徘徊への対策として、GPS購入助成(※1)と見守りシールの交付(※2)を行っています。
■見守りの目を増やす(協力者・店募集中)
高齢者の見守り(見守りネットワーク)へのご協力をいただいている事業所が現在101店舗あります。高齢者のかたを見守っていただいたり、高齢者のかたが行方不明になった時に無理のない範囲で一緒に捜索をしてもらったりしています。ご協力いただけるかたは、地域包括支援センターまで連絡をお願いします。
◇(※1)位置情報検索システム(GPS)助成金
GPS機器および付属品の購入費や、新規契約に必要な加入料および登録手数料を助成します。
対象者:
・65歳以上で、認知症による徘徊が認められるかた
・40歳以上65歳未満で介護認定をされたかたのうち、認知症による徘徊が認められるかた
・そのほか、市長が認めるかた
助成額:対象者1人につき1回までで、上限2万円※月々の使用料や検索費用などは利用者負担
申請先:
・健康福祉課長寿介護係
・市民課
・各連絡所
◇(※2)見守りシール交付
QRコード付き見守りシールを無料で配布します。QRコードを読み取ると、行方不明者捜索専用のインターネット掲示板に接続でき、行方不明者の早期発見につながります。
対象者:
・おおむね65歳以上のかた
・40歳以上65歳未満で、介護認定をされたかたのうち、認知症による徘徊が認められるかた
・そのほか、市長が認めるかた
申請先:
・健康福祉課地域包括支援センター
・市民課
・各連絡所
問合せ:
健康福祉課長寿介護係【電話】25-1186
地域包括支援センター【電話】25-1182
<この記事についてアンケートにご協力ください。>