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夏の写真展 海の博物館から歩いて行ける大吉(おぎつ)半島の生きものたち

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三重県鳥羽市

期間:7月6日(土)~9月30日(月)
場所:市立海の博物館 フォトギャラリー

今回の写真展では、大吉(おぎつ)半島の海の環境やそこで生きるさまざまな生きものを写真で紹介します。鳥羽の海の環境やそこで暮らす生きものたちのことを知ってもらい、海を大切にする心を育んでもらえればうれしいです。

海の博物館から歩いて行ける大吉半島には、砂や砂利のある「砂浜」、潮が引くと広い砂地や泥地が現れる「干潟」、手でひっくり返せるぐらいの大きさの石が転がっている「転石(てんせき)の浜」、ごつごつとした岩がたくさんある「磯」、そこに現れる「タイドプール(しおだまり)」などの自然海岸が連なっており、それぞれの海辺にはアマモやホンダワラ類などが繁茂する「藻場(もば)」が広がっています。
海の博物館では、この自然豊かな海辺で子どもたちが海の生きものに出会える「干潟の生きもの観察会」や「磯の生きもの観察会」などを、春から夏、初秋にかけて毎年開催しています。
大吉半島の「砂浜」は白い砂浜で、磯と磯の間に広がっています。砂浜で見られる生きものは、コメツキガニ・マメコブシガニ・タマシキゴカイの卵やフンなどで、春先にはミズクラゲやアカクラゲが打ち上がっています。
大潮の干潮時には、砂浜の水辺にアマモを見ることができる「干潟」が現れます。この砂の上ではアラムシロガイ・ウミニナ・ヘナタリ・ツメタガイ・オサガニ・アミメキンセンガニ・ヒメハゼ・モミジガイ(ヒトデの仲間)などの生きものが見つかります。
次に「転石の浜」は、一見何も生きものはいないのかな?と思う海辺ですが、石をめくるとその下にイソガニ・ヒライソガニ・ヤドカリの仲間が隠れており、運がいいとミミズハゼなどの魚が見つかることもあります。
さらに、大吉半島の広い「磯」には、潮が引くと生きものがいっぱいのタイドプールが現れ、また岩の表面や下、隙間にはいろいろな生きものを見つけることができます。「タイドプール」では、小さな巻貝や二枚貝の仲間、イソギンチャク類を、岩の表面にはカメノテやカサガイ・ヒザラガイ・フジツボの仲間を、また岩の下や隙間を覗くと、ウニやヒトデの仲間、イワガニ・ミズヒキゴカイなどを見つけることができます。
博物館で開催している「ウミウシを探せ!」の観察会では、磯の広がる海に腰まで入ってアオウミウシやシロウミウシ・クロシタナシウミウシなどのウミウシを探して見つけます。
最後に、大吉半島の南側のコアマモやアマモが生えている「アマモ場」に網を入れると、スズキ・メバル・ヨウジウオ・アミメハギ・タツノオトシゴ・ヒメイカ・コシマガリモエビ・テッポウエビなどが捕まり、北西側のホンダワラ類の海藻が生えている「ガラモ場」に網を入れると、クサフグ・メジナ・ギンポなどの魚を捕まえることができます。

■付属インベント
◇干潟の生きもの観察会
博物館から10分ほど歩いた干潟では、イカ・アミメハギ・ヨウジウオ・コメツキガニなど干潟や藻場ならではの生きものに出会うことができます。
日時:
・7月6日(土)午前11時~午後1時30分
・7月20日(土)午前10時30分~午後1時30分
定員:20人(要予約)
参加費:1,200円(入館料込み)
対象:小学生以上
持ち物:濡れても良い靴、帽子、弁当、水分など

◇ウミウシを探せ!
博物館から15分ほど歩くと、岩がごつごつした磯が広がります。潮が引いた時にあらわれる岩場でウミウシを探します。
日時:
・7月7日(日)午前11時30分~午後2時30分
・7月21日(日)午前10時30分~午後1時30分
定員:20人(要予約)
参加費:1,200円(入館料込み)
対象:小学生以上
持ち物:濡れても良い靴、帽子、弁当、水分など

問合せ:市立海の博物館
【電話】32-6006

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