■肥満を予防しよう
「最近ズボンがきつくなったかも」「ついつい食べ過ぎてしまう」と思っているかたはいませんか?お腹の内臓回りに脂肪が蓄積する「内臓脂肪型肥満」は、男女ともに30歳代から徐々に増え始めていきます。肥満と病気の関係を知り、健康な体を維持するため、生活習慣改善に取り組んでみませんか?
◆肥満と生活習慣病
肥満とは、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることで体脂肪が過剰に蓄積した状態をいいます。内臓脂肪がたまりすぎると、脂肪細胞から体に良くない作用を起こす物質(アディポサイトカイン)が分泌され、血糖値や中性脂肪・コレステロール値、血圧値を上昇させ、脳血管障害や心疾患、糖尿病などの生活習慣病になるリスクを高めます。肥満の予防は、健康づくりにとって大切です。
◆生活習慣チェック!
自分のふだんの生活を振り返り、あてはまるものがあるか確認してみましょう。
▽体を動かす習慣について
・1回30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上の頻度で、1年以上継続して実施できていない。
・日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施できていない。
・ほぼ同じ年齢の同性と比較して、歩く速度が遅い。
・階段よりエレベーターを使うなど、意識的に体を動かすことができていない。
・1日の中で座っている時間が長い。
▽食習慣について
・人と比較して食べる速度が速い。
・就寝前の2時間以内に夕食をとることが週に3回以上ある。
・朝昼夕の3食以外に間食や甘い飲み物を摂取している。
・朝食を抜くことが週に3回以上ある。
・1日の食事時間が決まっていない。
・食事のバランスを考えて食べていない。
・食塩含有量の多い食品や味付けの濃い料理を毎日食べている。
・外食、惣菜、市販の弁当を習慣的に食べている。
チェックした項目はあなたの生活習慣改善ポイントです。一つずつチェックを外せるように取り組んでみましょう。
◆生活習慣を改善しよう!
肥満を改善するには、日常的に体を動かす習慣とバランスの取れた食生活が大切です。自分のできることから始めてみましょう。
▽『+10(プラステン)』今より10分多く体を動かそう
・近くに出かける時は、徒歩や自転車を使う。
・階段を意識して使う。
・家の周りを10分歩くことから始める。
減量効果として、+10分を1年間継続すると1.5kg~2.0kgの減量効果が期待できます。
▽食生活改善のための工夫
・よく噛んで食べる。
・規則正しく食べて、間食や夜食を控える。
・砂糖が入った飲み物は控える。
・食事に野菜や海藻類を取り入れ、先に食べる。
・麺類の汁は飲み干さない。
・麺類とご飯の組み合わせなど炭水化物のセットを避ける。
申込・問合せ:健康福祉課健康係
【電話】251-1146
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