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まちづくりディスカッション inくみやま

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京都府久御山町

▼出生数アップ作戦を考えよう
10月15日、役場5階コンベンションホールで「まちづくりディスカッションinくみやま」を開催し、17人の参加者が「出生数アップ作戦を考えよう」をテーマに話し合いました。
このまちづくりディスカッションの開催は、信貴町長の公約の1つで、今回で10回目の開催となりました。まちづくりディスカッションは、ドイツ発祥のプラーヌンクスツェレを日本風にアレンジした住民参加の手法で、無作為に抽出した住民の中から参加者を募り、多くの住民の皆さんの意見を聴くことで、一緒にまちづくりを推進することを目的に開催しています。
当日は、4つのグループに分かれ、出生数が減少している要因や、解決策を話し合いました。ディスカッション後には、各グループごとに話し合った「出生数アップ作戦」を発表し、どうすれば出生数アップにつながるか、住民目線の提案がありました。
提案内容の一部を紹介します。

【1班】住もう久御山大作戦
久御山町は子育て支援策が充実しているので、住む場所を探している人やこれから結婚しようとする人に支援策が伝われば、近隣市町村ではなく、久御山町に住んでもらえると思います。そうすれば、夫婦の数も増え、出生数も増えると思います。また、職場の人が「久御山町の子育て支援策はいいよ」と言ってもらうなど、身近な人からの情報提供は有効で、久御山町に住むきっかけにつながると思います。
行政は、ホームページをもっと分かりやすくし、子育て支援策の発信や外国人への発信・フォローをし、広く周知すべきです。そして、私たち住民は、SNSで「#住もう久御山」、「#はぐくみくみやま」など、久御山町の子育て情報を発信することで、久御山町に住みたいと思う人を増やせればと思います。

【2班】全世代子育て意識改革作戦
昔は、女性が家庭で育児をし、男性は外で仕事をするというイメージが強く、今もそう思っている人もいると思います。こども園などの育児施設で男性が見学をし、子どもがどのような事をしているのか、どんな感じなのかを知れば、育児参加に協力的になると思います。
子育てをしていると、24時間ずっと子どもを見るのは大変で、1人の時間が欲しいときもあります。預けられる施設は申請が必要だったり、なかなか気軽に預けられません。そこで、行政が預けられる施設を作り、私たち住民が子育てボランティアとして子どもが好きな人が集まり、面倒を見れば、気軽に預けられる場ができると思います。
そうして、家庭だけでなく、地域全体で子育てに取り組む意識を持つことができれば、安心して子育てができるまちになると思います。

【3班】子育ての不満・不安解消作戦
町内には、産婦人科と小児科が無く、何かあったときに心配になります。また、役場、あいあいホール、病院など、子育てと関わりの多い施設もエリア的に利用しやすい人としにくい人に分かれます。そこで、産婦人科や小児科を誘致し、数が増えれば、不安解消に加え、交通の便の悪さの解消にもつながります。また、24時間対応のフリーダイヤルを作り、ワンストップで相談から解決策まで提案・対応できるシステムがあればいいと思います。
町内には図書館が1か所なので、図書館に行かなくてもネットで予約すれば、絵本などを届けてもらえるサービスがあればいいと思います。
1つ1つの不満や不便な面を解消し、子育てしやすい環境を作ることができれば、いいのではないでしょうか。

【4班】子育て撫育(ぶいく)作戦
久御山町は、待機児童なしでこども園に入園でき、それで転入してきた人もいます。とても良いことなので、ホームページをもっと見やすく分かりやすくさせ、町内外にもっとPRするべきです。
また、金銭的な不安があれば、子どもを作らないことにもつながってしまいます。そこで、行政には、住宅ローン補助や子ども手当などの町独自の補助を継続して実施してもらいたいです。
私たち住民は、住民同士の横の繋がりを強め、町全体で子どもを育てていくことも必要だと思います。まずは、コミュニケーションが大切で、子どもに「こんにちは」、「おかえり」など、大人から声かけをすることが大切です。子どもと年寄りが互いに声をかけ、住み良い町にし、町全体で子どもを慈(いつく)しんで育て、安心して子育てできる町にしていきましょう。

問合せ:総務課

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