■屋根工事の点検商法トラブルが増えています
全国の消費生活センターなどに寄せられる「屋根工事の点検商法」に関する相談が増加しています。点検商法とは、「近所で行う工事の挨拶に来た」などと言って突然訪問し、「屋根瓦がずれているため点検してあげる」と言い、点検後、「このままだと瓦が飛んで近所に迷惑がかかる」などと不安をあおって工事の契約をする手口です。
2022年度の点検商法に関する相談件数は過去5年で最も多くなっています。悪質な業者は巧妙なトークで消費者に近づき、本来消費者が望んでいない高額の屋根工事を契約させています。
▽相談事例
・「屋根瓦がずれているのが見えた」と来訪した業者との契約をクーリング・オフしたい。
・実家の父がずれた瓦の写真を見せられ、修理工事の契約をしたがキャンセルできるか。
・「近所で工事している」と言うので点検を依頼したが、近所の工事は嘘だった。
▽消費者へのアドバイス
・突然訪問してきた業者には安易に点検させないようにしましょう。
・屋根工事はすぐに契約せず、十分に検討したうえで契約しましょう。
・保険金を利用できるという話には気をつけましょう。
・クーリング・オフなどができるときもあります。
・少しでも不安を感じたらすぐに消費生活センターなどに相談しましょう。
消費生活のトラブルは、消費者ホットライン「【電話】188(いやや)」、京都府消費生活安全センター(【電話】075-671-0004)、京都府山城広域振興局商工労働観光係(【電話】0774-21-2103)へ。
毎週木曜日午後1時~4時には、消費生活相談員が役場で無料相談を受け付けています。
問合せ:産業・環境政策課
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