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特集 もしものときの準備(5)

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京都府久御山町

◆万が一は明日起こるかもしれない
【これまでの歴史を振り返る】
地震だけでなく、台風への注意も必要です。特に8月から9月は台風の上陸が増加します。
9月1日は「防災の日」です。過去の水害を知り、これからの防災対策を考えていきましょう。

町全域が壊滅的な被害を受けた昭和28年の台風第13号による大水害。昨年は、それから70年の節目を迎えました。
災害から身を守るためには、まず自分の住んでいる町がどのような場所にあるのか、どのような地形になっているのかなど、自分の町を知ることが大切です。
久御山町は、宇治川と木津川に挟まれ、山城盆地の中で最も低いところに位置し、町の南側から北側にかけて緩やかな傾斜となっています。昔から「水とのたたかい」が繰り返されてきました。

▽久御山町全域が壊滅
昭和28年9月24日から降り始めた雨は、25日の午後6時の段階で、連続雨量が217ミリメートルを記録し、25日の午後9時ごろに宇治川の左岸が決壊しました。
現在の久御山町全域が壊滅的に被災する大惨事となりました。

▽死者はゼロ
これだけの被害にも関わらず、死者を出さずに済みました。
これは、明治期の洪水を経験した人たちが慌てふためく若者を制して、家財の避難や食料の準備を指示し、そして、地域で声を掛け合って避難をする「自助」「共助」が機能していたため、被害を最小限に食い止め、奇跡的に命を守ることができたのだと考えられます。

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