◆日常の景色にあるSDGsを見つけてみる─その25
新年を迎え、お年玉で何を買おうかワクワクしている人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、SDGsのメガネをかけて、「お年玉の使いみち」について考えてみます。
SDGsは、亀岡だけでなく、世界中で発生しているさまざまな問題を解決するための目標です。例えば、性別や年齢、国籍、障がいの有無などによって不平等な扱いを受けていたり、海や陸の豊かさが失われていたりと、たくさんの問題が起こっていて、それらを解決するためにSDGsがあります。こうした問題の解決のために、私たちは何ができるでしょうか。
もし、あなたが「川のごみ問題」に関心があれば、川の清掃活動に参加することができますし、自分が直接関わることができなくても、既に活動している団体に寄付をして応援することもできます。
また、役目を終えたパラグライダー生地をオシャレなカバンにした「HOZUBAG」が亀岡で生産されていますが、こうした商品を購入することもできます。ほかにも、お店の棚に並ぶお菓子のパッケージを見比べて、森林の環境などに配慮した製品であることを伝える「FSC認証(注)」などの認証ラベルが付いている商品を選んで買うこともできます。
今年は大切なお年玉をどのように使うのか、SDGsの視点から考えてみてはいかがでしょうか。
注:FSCジャパン「一般消費者向けのリーフレット」を参考に記述
※リーフレットについては、【URL】https://www.jp.fsc.org/jp-ja/newsfeed/yibanxiaofeizhexiangkenorifuretsutowozuochengshimashitaを参照
◇文章
高木 超(たかぎ・こすも)
慶應義塾大学大学院
政策・メディア研究科 特任助教
亀岡市参与(SDGsアドバイザー)
◇本紙写真
江見 彩香(えみ・あやか)
元ファインダー女子広報部
女子学生による亀岡のPR隊“ファインダー女子広報部”(2018-2019)として活動。
現在、プロのフォトグラファーとして奮闘中!
<この記事についてアンケートにご協力ください。>