■生活習慣病は若い時期からの予防が大切
若年層の生活習慣病(注1)が増えています。生活習慣(注2)の乱れや食生活の乱れ、過度な飲酒やダイエットが原因となっています。特に大学生となってからは生活習慣が乱れやすい傾向にあり、「若いから大丈夫」はもはや通じないようです。
(注1)生活習慣病=糖尿病、高血圧症、脂質異常症、心臓病、脳卒中など。
(注2)生活習慣=食事、運動、ストレス、飲酒、喫煙など。
■井手町では…
井手町では、若い方の塩分摂取量が多く、脂質異常や高血圧が多い(注3)ことが分かっています。
高血圧予防は、生活習慣病予防の基本です。まずは塩分摂取量を気にして、食事を摂ってみてはいかがでしょうか。
(注3)R5年度「20歳(はたち)からの健康診査」の要指導、要医療の内訳より
■毎年の健診が大切!
糖尿病や脳血管疾患、心筋梗塞などの生活習慣病は、若いうちからじわじわと進んでいきます。その間、痛みやだるさといった自覚症状はありません。気づかないうちに、血管の変化が進行している可能性があります。そこで、血管を傷つける因子がないかをチェックする「健診」を定期的に受けることが重要です。
毎年健診を受けていれば、症状が出にくい病気を早期発見、早期治療することができ、長期に及ぶ通院や入院治療が回避されることで、貴重な時間やお金を費やさなくて済むことにもつながります。
■「日頃の健康管理」と「毎年の健診」で自分メンテナンス!
規則正しい食事、禁酒、禁煙など、大なり小なり健康のために意識して取り組んでいることがあると思いますが、健診結果の数値には、日々の健康管理の積み重ねが色濃く反映されます。
「仕事に打ち込める」「好きなものを食べられる」「楽しくお酒を飲める」「好きなことに熱中できる」…ご自身やご家族の健康が基盤にあることで、毎日の生活はより充実したものになります。
「忙しくてなかなか受診する時間がない…」という声をよく耳にしますが、健診の多くは半日で終わります。ご自身の体が示す「小さなSОS」を取りこぼすことがないよう、毎年の「20歳からの健診」で自分メンテナンスを一緒に考えてみませんか?
■39歳までの方は、どなたでも受診できます!
20、25、30、35歳になる節目年齢の方には受診票を送付しています。費用無料、直接医療機関でお申し込みいただけます。
対象:20~39歳(昭和60年4月1日~平成17年3月31日生まれの方)
期間:7月1日~10月31日
実施場所:岡林医院、水野クリニック
内容:問診、身体測定、血圧、検尿(1日塩分摂取量検査含む)、血液検査、心電図、診察
問合せ:保健センター
【電話】82-3385
<この記事についてアンケートにご協力ください。>