■織物産業を次世代へ新たな魅力発信拠点が誕生(網野町網野)
▽丹後クリエイティブセンターがグランドオープン-美術館を併設-
きもの卸・西陣織メーカーの塚喜商事株式会社(京都市)が網野町に開設した「丹後クリエイティブセンター」のセレモニーと内覧会が、7月25日に開催され、中山市長をはじめ、市内織物事業者などが出席してグランドオープンを祝いました。同施設では、1階がオープンファクトリーとして製織作業が一般公開され、2階には「西陣織あさぎ美術館丹後館」を併設し、市内で西陣織の技術を生かして芸術作品の域まで高められた絵画織などが展示されています。
近年の織物産業の織手の高齢化・後継者不足の解決に向けて、伝統技術の伝承と人材育成を進める拠点であるとともに、今年6月に大宮町に開設した「TANGO(タンゴ)OPEN(オープン)CENTER(センター)」と合わせ、織物の魅力を伝える施設としても期待されます。
問合せ:丹後クリエイティブセンター
【電話】0772-66-3222
■地域の防火・防災を願うマンドリ神事を奉納(網野町網野)
▽網野神社あたご火まつり
7月24日に網野神社で執り行われたマンドリ神事。同神社の境内社で、境内北側の愛宕山に鎮座する愛宕神社の例祭で、生活にはかかせない火への感謝や地域の防火・防災を祈願する神事です。この日、境内はマンドリ神事を一目見ようと多くの参拝者で賑わいました。
宮司の西川さんは「この神事は、昭和40年頃まで行われていた神事を平成25年から復活させ、毎年、網野神社の境内で行っています。今年はさらに半世紀前の“本来のかたち”に近づけようと、当時、神事を行っていたとされる愛宕山の頂でもマンドリ神事を執り行わせていただきました。今年もたくさんの参拝者の皆さんに見ていただきました。ぜひ来年も楽しみにしていただきたい」と話しました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>