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《特集1》子どもたちを育む 中学校給食がスタート(3)

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京都府京田辺市

■〔献立を考えるスタッフの声〕給食で食べ物との出会いを楽しんで
栄養教諭・栄養士 中若菜さん(32)
休日は、編み物をするほか、よく姉と一緒にショッピングに出掛けることが多いです。

◇仕事内容は
子どもたちが食べる給食の献立を作成しています。旬の食材を使う献立や、季節の行事にちなんだ献立を盛り込みながら決めていくのですが、より良い献立にするために管理栄養士と1日中話し合うこともあります。また、児童・生徒に食育の授業をしたり、家庭への便りを作ったりしています。

◇工夫していることは
季節や気候を考慮した献立にしています。例えば、暑い季節には食欲が落ちた状態でも食べやすい献立にして、寒い季節には料理の温度が下がりにくい、とろみを付けた献立を取り入れています。
また、中学校給食がスタートするにあたり、生徒に必要な栄養量を算出した市独自の栄養基準を作成しました。中学生の体格・成長に合わせた給食を提供できるよう、基準はこまめに見直す予定です。

◇中学校給食ならではの献立は
子どもは味に敏感で、同じ献立でも味が変わると食べられないことがあるため、中学校給食は小学校給食の味をベースに考えています。小学校から続く味に加え、新たな調理器具の活用によって、さらに広がりのある献立になると思います。
また月1回、全国各地の郷土料理や特産物を使った献立を予定しています。初回の5月は京都府の西京焼きと若竹汁、6月は長野県のきむたくごはんと山賊焼き、7月は沖縄県のクファジューシー(炊き込みご飯)ともずくスープなどを考えています。この取り組みをきっかけに、それらの地域に興味を持ってもらい、食を入り口として世界を広げてほしいです。
さまざまな食べ物との出会いやクラスでの会食を楽しみにしていてください。

問合せ先:学校給食課
【電話】64-1393

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