市と連携協定を結ぶ各大学の教員の研究内容を紹介します。
知の拠点「大学」を身近に感じてください。
■No.5 こどもの英語・異文化への効果的なアプローチ方法を研究
同志社女子大学学芸学部国際教養学科 准教授 沖キャサリンさん
「アメリカマサチューセッツ州出身。大学生の時に日本に留学し、卒業後は滋賀県彦根市のALT(外国人指導助手)に着任。その後、日本で結婚しました。日本での暮らしは、日々新しい発見があるので楽しいです。」
◇研究内容を教えてください。
こどもにとっての適切な英語教育のほか、異文化の理解や好奇心を高めるアプローチ方法を調査・研究しています。また毎年3回、同志社女子大学の学生と一緒に三山木幼稚園を訪れ、絵本やダンス、ゲームなどを交えながら、園児と英語で交流しています。英語を覚えてもらうことも大切ですが、外国人が増加する現代社会では、異文化への理解を深めてもらうことが何より重要だと考えています。
世界にはさまざまな国があり、異なる文化が存在しますが、個人個人に注目すると、共通点があることに気付きます。こどもたちには、異文化共生で最も重要となる、その気付きを得てほしいと考えています。
また、この研究はこどもだけでなく学生にとっても良い影響をもたらしています。学生は、こどもたちの立場に立って、より良い学びの場となるよう試行錯誤しながら取り組んでいます。ここで得た経験は、社会でもきっと役に立つと感じています。
◇趣味を教えてください。
音楽を聴きながら料理することが好きです。また、家族と一緒にハイキングを楽しんだり、琵琶湖で泳いだり、スタンドアップパドルボートを漕いだりしています。リラックスしていると、突然新しいアイデアが浮かぶことがあります。
◇どこに京田辺市の魅力を感じますか。
同志社大学・同志社女子大学を始め、インターナショナルスクールなど多彩な教育機関が立地している点が魅力です。また、自然豊かである一方で新しい街並みもあり、子育てしやすい環境だと思います。加えて、市民の皆さんはフレンドリーな方が多いと感じています。
市内にはタイやベトナム料理など、さまざまな国の飲食店があると聞きました。今度ぜひ行ってみたいと思います。
問合せ先:市民参画課
【電話】64-1314
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