■地域のちからで防災対策
サウスヒルズ町内会の皆さんと「マイ防災マップ」を参考にフィールドワークを実施した後、災害に強い地域コミュニティについて、意見交換を行いました。
◇サウスヒルズ町内会
町内会員・非会員関係なく、「防災」をテーマに地域コミュニティ活性化に挑戦。子育てや退職など、住む人を取り巻く状況が変わっても「ずっと住み続けたいまち」であってほしいという気持ちを大切に、巿地域コミュニティ活性化事業補助金を活用して「防災に強いまちづくり」と「町内会の加入促進を含めた地域のつながり強化」を目指して活動されています。
近年頻発している自然災害に対して、地域防災力の向上を図り、備えることが必要です。そのためには、地域全体での協力が不可欠で、地域内で災害時の課題について話し合う取組や防災訓練は重要な要素です。意見交換では、「昔は子どもがいたから夏まつりなど地域で結びつきがあった。今は共通の課題として防災に取り組んでいる。」「高齢者が増える中で今年は認知症サポーターについて取り上げたい」など地域共通の課題で、世代を超えた交流を意識されていました。また、「今後も防災訓練などの行事を継続していくことで地域のつながりを強くしたい」「町内会の会員・非会員を分けず、地域に住む住民全体で、顔の見える関係をどのように構築していくかを考えたい」と新たな想いを持たれていました。
地域コミュニティについて色々と議論をする時期にきています。「町内会の活性化」という一つの言葉で捉えがちですが、地域ごとに町内会を取りまく状況は異なります。その違いを理解しながら、このような取組が市内全域に広がるように市民と行政が連携した取組を進め、地域全体の防災力向上、市民一人ひとりの意識の向上を図り、安全・安心に住み続けられる街を目指します。
宇治市長 松村 淳子(まつむら あつこ)
問合せ:秘書広報課
【電話】20-8701
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