■「麻しん風しん(MR)第2期(年長児対象)」の予防接種はお済みですか?
MRの予防接種により、95%程度の人が麻しん・風しんに対する免疫を獲得できると言われています。また、2回接種を受けることで1回目では免疫がつかなかった方の多くに免疫をつけられます。
さらに、接種後年数の経過とともに、免疫が低下してきた方は、追加のワクチン接種を受けることで免疫を増強させる効果があります。
◇麻しんとは?
一般的に「はしか」と呼ばれるもので、麻しんウイルスによる感染症です。
〔経過〕
国内発生は、2回目の予防接種の徹底により激減していましたが、令和5年4月以降、海外渡航歴のある麻しん感染者が発生し、共通の公共交通機関を利用していた方にも感染が確認されました。
麻しんはとても感染力が強く、空気・飛沫・接触感染で広がります。発症した人が周囲に感染させる期間は、発疹が出現する4日前から発疹出現後4~5日くらいです。
〔症状〕
約10日間の潜伏期間の後に、38℃程度の発熱およびかぜ症状が2~4日間続き、その後39℃以上の高熱とともに発疹が出ます。主な症状は、発熱・発疹の他、目の充血、咳・鼻水などです。
〔合併症〕
肺炎、中耳炎、まれに脳炎、失明等があり、肺炎や脳炎は、重症化すると死亡することもあります。
◇風しんとは?
風しんウイルスによって発生する急性の発疹性感染症です。飛沫感染で広がり、春先や初夏に流行し、集団生活に入る年代に多くみられます。
また免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が感染すると、心臓や視力・聴力などに影響が出る先天性風しん症候群の子どもが生まれる可能性が高くなります。
〔症状〕
感染して約2~3週間後に発疹や発熱、リンパ節の腫れなどの症状が出ます。3日間ほどで治ることが多いので「3日ばしか」とも呼ばれています。
〔合併症〕
脳炎などの合併症がまれに発生することがあります。
◇対象の方には予診票を送付しています
定期予防接種として無料で接種が受けられるのは令和6年3月31日までです。
対象の方には令和5年4月に予診票を送付していますが、お手元にない方は上記までお問い合わせください。
※対象年齢及び接種期間を過ぎた場合は自己負担となります。
対象:年齢令和6年4月に小学校に入学する児童
(平成29年4月2日~平成30年4月1日生まれ)
医療機関:府下の協力医療機関
持ち物:母子健康手帳、予診票
問合せ:子育て支援課
【電話】88-6636
■今月の保健・予防案内
◇栄養相談 要予約
対象:住民
日時:1日(金) 18日(月)
(1)午前10時30分~11時30分
(2)午後1時30分~2時30分
(3)午後3時~4時
◇予防接種(BCG)
対象:5か月~1歳未満
12日(火)午後1時10分~1時30分受付
◇2歳児歯科健診
対象:2歳4か月~2歳8か月
15日(金)午後0時50分~1時30分受付
◇乳児後期健康相談
対象:生後8~10か月
22日(金)午前9時20分~9時50分受付
対象者には個別に通知いたします。
場所:いずれも「はぐ♡くむセンター(保健センター)」
問合せ・予約:子育て支援課
【電話】88-6636
■今月の元気はつらつ!若返り塾
※午前…午前10時~正午、午後…午後2時~4時
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