【からだの健康は腸の健康から】
◆腸の健康とからだの健康は密接に関係しています
口に入れた食べ物は胃で攪拌(かくはん)され、小腸で残りをさらに消化し、栄養分を吸収します。次に大腸で老廃物の水分を吸収し、便として排出します。
つまり、胃で消化・吸収されなかった残りを処理する小腸、大腸がスムーズに機能しないと体に不要な老廃物が溜まってしまい、腹痛や胸やけが起こり、口臭や体臭が強くなったりします。肌荒れやむくみにつながり、体内の免疫機能が弱まり、体調が悪くなるきっかけとなります。腸の健康を見直し、今一度からだの健康を見直してみませんか。
◆腸が元気になる食事のポイント
・水をたっぷりとる
水分は1日あたり1.5~2リットルとることを目標に。
・食物繊維の多い野菜をたくさんとる
不溶性(豆類、ごぼうなど)と水溶性(海藻類、きのこ類)の2種類があり、「不溶性2:水溶性1」の割合でバランスよく食べる。不溶性だけ摂取しているとかえって便が硬くなり、注意
が必要です。
・オレイン酸の多い食事をとる
オレイン酸(オリーブオイル、キャノーラ油、ナッツ類、アボカドなど)は小腸で吸収されにくく、小腸内に残って刺激し、内容物(便)の滑りをよくし、便秘や停滞腸に効果的。
・発酵食品を積極的にとる
発酵食品に多く生育する「食物性乳酸菌」は、生命力が強いため胃や腸で死滅せずに生きたまま届き、腸内細菌のバランスを整える。
・マグネシウム、カルシウムを取り入れる
マグネシウムは腸管の粘膜を守る他、便のもとを柔らかくする。カルシウムは大腸がんを引き起こす胆汁酸を排出する効果がある。
◆おすすめ簡単腸活レシピ
○納豆梅チャーハン材料(2人分)
梅干し 1個
ごま油 大1
卵 1個
ごはん 300g
納豆 1パック
白ごま 小2
万能ねぎ 大2
塩こしょう 少々
醤油 少々
作り方:
(1)梅干しはタネを取り除き、包丁でたたく。
(2)フライパンにごま油を熱し、溶きほぐした卵を流し入れ、半熟状のうちにごはんを入れてよく炒める。納豆→梅干し→白ごま→ねぎの順に加えながら炒め合わせ、塩こしょう、醤油で味を整える。
◎梅干しのクエン酸が腸のぜん動運動を活発にし、さらに納豆の食物繊維が便のかさを増やして便通をスムーズに。
○豆腐のみそグラタン材料(2人分)
木綿豆腐2/3丁(200g)
*みそ大1
*プレーンヨーグルト大1と1/2
*オリーブオイル小1
*チーズ10g
*長ネギ(みじん)大1
パセリ適量
作り方:
(1)木綿豆腐は水気を切り、1cmの厚さに切る。
(2)(1)を耐熱皿に並べ、合わせた*をかける。
(3)オーブントースターで5分程焼き、パセリを散らす。
◎乳酸菌の豊富なみそ、ヨーグルトは腸内環境を整えるベストな組み合わせ。
■今月の保健・予防案内
◇栄養相談要予約
対象:住民
4日(金)、21日(月)
(1)午前10時30分~11時30分
(2)午後1時30分~2時30分
(3)午後3時~4時
◇予防接種(BCG)
対象:5か月~1歳未満
11日(金)午後1時10分~1時30分受付
◇3歳児健康診査
対象:3歳5~8か月
18日(金)午後0時50分~1時30分受付
◇乳児後期健康相談
対象:生後8~10か月
25日(金)午前9時20分~9時50分受付
対象者には個別に通知いたします。
場所:いずれも「はぐ♡くむセンター(保健センター)」
予約・問合せ:子育て支援課
【電話】88-6636
■今月の元気はつらつ!若返り塾
※午前…午前10時~正午、午後…午後2時~4時
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