■市長選を控えた骨格型予算 あらゆる分野に予算を配分
令和6年度の当初予算は、「まちづくり構想福知山」に掲げる取り組みの熟度や効果を高めていくための「幸せを生きる新時代・福知山づくり浸透予算」として編成しました。
6月に市長選挙を控えることから、新規・拡充を抑制した骨格型の予算ではありますが、住民サービスを維持するため、継続的・経常的な事業については、福祉や教育、健康、産業などあらゆる分野に予算を配分しています。
■災害復旧費を計上しつつ前年度の8・9億円減
予算総額は、986・7億円。災害復旧や被災地支援への予算計上があるなか、ハード整備事業の終了などにより、前年度から8・9億円の減となりました。
今後も、財源確保や歳出の改善を通して、持続可能な財政構造を堅持していきます。
■PICK UP 主な事業
◆災害復旧・被災地支援
○迅速な災害復旧で、市民生活の安心安全を確保
・土木施設災害復旧事業・小規模治山事業 3億9,550万円
・能登半島地震被災地支援事業(職員派遣・災害ボランティア支援) 757万円
令和5年台風第7号にて複数の集落が一時孤立した大江地域をはじめ市北部地域の、道路や河川、人家裏の崩壊箇所などを速やかに復旧することで市民の安心・安全な生活を確保します。
令和6年1月に発生した能登半島地震の被災地支援として、職員やボランティアバスを派遣し、引き続き被災地の復旧・復興支援にあたります。
◆安心・安全
○災害時の個別避難計画作成で、迅速な避難体制を構築
・災害時ケアプラン推進事業 2,672万円
豪雨災害が激甚化・頻発化する中、災害リスクや心身の機能レベルなどを考慮し、優先度の高い要配慮者の災害時ケアプラン作成に取り組むとともに、避難時の移送手段や避難先での支援体制の充実、システムを活用した迅速な避難体制の構築をめざします。
◆教育・文化・スポーツ
○教職員負担の軽減と子どもたちの活動機会の充実を実現
・小学校水泳指導委託事業 3,995万円
・中学校部活動地域移行検討事業 1,120万円
令和4年度から実施している市温水プールを利用した専門指導員による水泳授業を、全14校(うち1校は学校プールに専門指導員を派遣)に拡充します。また、生徒数の減少から学校部活動の維持が困難になる中、地域における持続可能で多様なスポーツ・文化環境を整備し、ニーズに合った活動機会の確保と充実をめざします。
◆健康・医療
○罹患者の増加が報告されている帯状疱疹を予防
・帯状疱疹ワクチン接種事業 1,076万円
国で検討されている帯状疱疹ワクチンの定期予防接種に先立ち、50歳以上の市民や18歳~49歳の免疫不全の人などを対象に、接種費用の一部を助成します。
◆にぎわい・地域産業
○スタートアップ企業の創出とICTを活用した有害鳥獣捕獲
・NEXTふくちやま産業創造事業 1,369万円
・スマートシティ推進事業(有害鳥獣捕獲)・有害鳥獣捕獲事業 1億1,712万円
持続可能な経済社会の担い手となるスタートアップ企業を創出し、地域内外のつながりから生まれる人や経済の好循環「地域エコシステム」の中で、福知山の次世代を担う新たな企業や産業の創出・集積をめざします。
また、農作物被害の減少に向け、ICT機器などを活用し、有害鳥獣の捕獲の効率化を図るとともに、地域主体での獣害対策を支援します。
問合せ:財政課
【電話】24-7035【FAX】23-6537
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