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自治体の皆さまへ

やりなおすことができる社会へ ─犯罪を減らすカギは再犯防止─

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京都府福知山市

犯罪や非行をした人たちも、多様化する社会において孤立せず、誰一人取り残さない社会の実現と市民が安全・安心に暮らすことができる社会の実現をめざして、令和6年3月に「福知山市再犯防止推進計画」を策定しました。

■なぜ犯罪を繰り返してしまうの?
犯罪を繰り返してしまう人の中には、罪を償い社会で更生しようとしたものの、再び犯罪をしてしまったという人がいます。刑務所などからの出所後に安定した住居や仕事が見つからない、偏見から地域で孤立してしまった、など理由は様々。生きづらさを感じたり、困ったりしていても相談できず、適切な支援を受けられなかったという人もいます。

■なぜ再犯防止に取り組むの?
本市における再犯者の割合は、全国同様およそ5割ほど(図1)です。犯罪の件数が減っても、犯罪を繰り返す人が減らなければ、犯罪がゼロにはなりません。
過去の罪を償い、社会で更生しようとしている人に手を差しのべることが犯罪を減らすことにつながります。

▽本市の検挙者数と再犯者率の推移(図1)

■忘れてはいけない被害者の存在
犯罪の被害に遭われた人やそのご家族は、犯罪による直接的な被害だけでなく、精神的・経済的負担など様々な困難に直面します。こうした困難から立ち直り、安心して平穏な生活を送るためには、まわりの皆さんの理解や協力が必要です。
本市では、関係機関と連携しながら、犯罪被害者に対して切れ目のない支援ができるよう取り組んでいます。
相談窓口:市民課(【電話】24-7020【FAX】23-6537)

■誰もが安全・安心に暮らせるまちをめざして
福知山市は、再犯防止に取り組みます

▽福知山市再犯防止推進計画の内容
1 就労・住居の確保
地域社会で安定した生活を送るうえでの基盤を整えるための支援を行います。

2 医療・福祉の利用促進
高齢者や障害のある人など、保健医療等が必要な人に利用を促し問題の克服につなげます。

3 修学支援
就職するにあたって求められる学力を身につけられるよう、学校などとの連携を強化して修学支援につなげます。

4 特性に応じた指導
個人の特性に合わせた指導を充実させ、指導の効果を高めていきます。

5 民間協力者の活動支援
犯罪や非行をした人の社会復帰を支える民間協力者の活動を支援します。

6 基盤の整備促進
地域の人々の関心と理解を深め、犯罪等をした人が孤立しない環境を整えるための支援を行います。

相談窓口:相談先を悩まれた場合は、基幹型センター「福祉あんしん総合センター」まで

■保護司の仕事 ─社会復帰の援助のかなめ─
罪を犯した人の更生には、地域の支援と理解が不可欠です。本人の問題だけでなく、家庭や就職先など周りの環境の課題が更生を阻害する要因になることもあります。
保護司は、罪を犯した人の立ち直りを助け、地域の方々に立ち直りについての理解と協力を求め、安全安心な地域づくりを行うための活動を行う民間ボランティアです。罪を犯した人に寄り添い、当事者が抱える課題の解決に向けて支援しています。保護司になるには、専門的な知識・経験や資格は必要ありません。様々な職業の人や、定年を迎え退職した人が保護司として活動しています。

保護司活動は、一人ひとりに寄り添い、ともに課題を解決するため、とてもやりがいがあります。ぜひ保護司になって、人の人生に関わる尊い活動を一緒にしませんか。
福知山地区保護司会
会長 塩見行雄(しおみゆきお)さん

■7月は福知山城を黄色にライトアップ
7月は、「再犯防止啓発月間」です。福知山地区保護司会の企画・実施により、7月1日(月)から7月15日(月・祝)に福知山城が更生保護のシンボルマーク「ひまわり」の黄色でライトアップされます。

問合せ:市民課
【電話】24-7020【FAX】23-6537

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