■「タイムライン」があれば、いざという時も焦らない!
災害発生のおそれが高まったとき、あなたは「いつ」「どのような」防災行動をとりますか?
市が発令する避難情報に従って避難することが基本ですが、場合によっては、ご自身の判断で早めの避難が必要なこともあります。
いざという時に慌てることなく自分自身や大切な人の命を守るために、市が作成している防災ハザードマップや地域版防災マップで身の回りの災害リスクを知っておくとともに、あらかじめ自分のタイムライン(=マイ・タイムライン、防災行動計画)を作成し、日頃から災害に備えておきましょう。
■いざという時に、いつ・何をする?「マイ・タイムライン」とは
・「いつ」避難するかを決めておくことで、災害発生時に迷う時間を減らし、見通しを持って速やかな行動をとることができます。
・「何をするのか」を決めることで、緊急事態の中でも、もれなく必要な行動を確実にとることができます。
・「どこへ」「どのように」避難するかを決めることで、より安全な場所へ確実に避難することができます。
■避難行動の例
X月17日15時に超大型台風Z号が発生、その後直撃したことを想定し、福知さんの行動を例として避難行動を考えます。
▼–福知さんの場合–
○福知さんの例から考えられること
福知さんは、自宅からの避難を考えて準備していましたが、避難のタイミングを逃してしまい、避難できませんでした。
福知さんの例のように、気づいたときには、周辺で災害が発生していた、などの理由で避難するタイミングを逃し、思い描いていた避難行動をとれなかった、という事例が過去の災害でも多く見られています。
また、中には避難できなかったために命を落とされたような事例もあります。
「いつ、どのような状況になったら、どのように行動するのか」を事前に決めておけば、迷うことなく行動し、福知さんのような逃げ遅れを避けることができます。
例えば、以下のようなタイミングが考えられます。
例(1):事前避難
・警戒レベル3(高齢者等避難)が発令されたとき
・不安を感じたとき、心配になったとき など
例(2):緊急避難
・警戒レベル4(避難指示)が発令されたとき
・災害の前兆現象(山鳴りや川水の濁り)などを確認したとき など
市からの避難情報がなくても地域の状況、世帯の状況に応じた適切な避難行動のタイミングを考えておきましょう。
福知山市総合防災ハザードマップが令和6年3月から新しくなりました。
地域の災害リスクや近くの避難所をわかりやすく載せています。
市ホームページのほか、アプリ『福知山市防災』の「周辺検索」でもデジタルハザードマップの確認ができますので、そちらも是非ご活用を!
問合せ:危機管理室
【電話】24-7503【FAX】23-6537
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