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自治体の皆さまへ

できていますか?地震への備え―

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京都府綾部市

元日、最大震度7を観測した能登半島地震が発生し、多くの人命や日常生活が失われました。地震大国といわれる日本では、いつどこで大地震が起きるか分かりません。命や暮らしを守るために、自分のこととして考え、日頃からの備えを始めましょう。

■地震に強い住宅に
地震による建物の倒壊から命を守るためには、住宅の耐震強化が重要です。特に、昭和56年5月以前に建てられた古い耐震基準の木造住宅は、倒壊の危険が高いとされています。
まずは耐震診断を受け、自宅の状況を把握することから考えてみませんか。耐震に関する相談は建築課【電話】42-4287へ。

■家具の転倒・落下を防ごう
地震による負傷の多くは、揺れで転倒・落下した家具や家電製品が原因です。家具の配置を工夫したり、転倒防止器具で固定したりするなどして対策しましょう。

◇家具類の転倒・落下防止対策のポイント
1.家具をなるべく減らす
納戸や備え付けの収納家具などを活用し、生活空間に家具や物をできるだけ置かないようにしましょう。

2.家具の配置を工夫する
人のいる所に倒れたり、避難経路となる部屋の出入り口や廊下をふさいだりしない場所に家具を配置しましょう。

3.家具を固定する
重い物は下の方に収納し重心を低く。家具は転倒・横滑り防止器具で固定しましょう。

そのほかにも…
・ポール式器具
・ストッパー
・粘着マット
などがあります

■備蓄は最低3日分を用意
災害時は物流が寸断され、食料品や飲料が不足したり、支援物資が届かなかったりする場合があります。食べ物や飲み物、日用品や衛生用品は、最低3日分、できれば1週間分の備蓄を用意しておきましょう。水を流さずに使える携帯トイレの備えも大切です。

◇実践してみよう ローリングストック
ローリングストック(回転備蓄)は、普段から災害時にも利用できる食料品や日用品を少し多めに買っておき、消費した分だけ買い足す方法です。常に一定量の備蓄を維持することができます。

■一日も早い復旧・復興に向けて 令和6年能登半島地震の被災地を支援します
令和6年能登半島地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。市は、被災地への人的支援を実施しています。
2月1日現在で、府緊急消防援助隊の一員として消防職員31人を珠洲市へ派遣。七尾市での避難所の運営支援に職員を1人、能登町での給水活動に職員2人と給水車を送りました。
このほか市内では、府環境整備事業協同組合に加盟するF・Eサービスの社員2人とバキュームカー1台が、綾部福祉会と市災害ボランティアセンターの職員1人ずつが被災地で活動しています。
市は今後も、被災地の一日も早い復旧・復興を願い、被災地が必要とするできる限りの支援を行います。

■派遣隊員が見た地震現場
消防司令補 村上 和史

◇想像を絶する被害状況
第1次派遣隊として元日午後9時に4人で消防署を出発し、珠洲市へ到着したのが約50時間後の3日午後10時。道路のひび割れや土砂崩れで車両が通れる道がありませんでした。
被災地では家屋倒壊現場での救出活動に従事しました。倒壊した木造住宅や、電柱から垂れ下がる電線、液状化で飛び出たマンホールなどが広がり、現地は想像を絶する状況。救助活動は余震で中断を余儀なくされながら続けました。

◇家族で発災に備えを
地震は突然起こります。この機会に、家庭や職場などで避難場所や避難経路、連絡方法などを話し合ってほしいです。備蓄は、食料品や常備薬に加え、モバイルバッテリー(蓄電池)があると安心できます。日頃からいざというとき、どのように行動すればよいかを考え必要な物を準備しておく。大切な命を守るため、今できる備えを始めてください。

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