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[シリーズ人権を考える]気付いていますか?高齢者への虐待

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京都府綾部市

■届きにくい高齢者の声
人は誰もが、年齢を重ねるにつれ心身ともに衰えが生じ、問題を認識できなくなったり、注意力や集中力を保つことが困難になったりします。そして、日常の中で困難を抱えていても「声なき声」として周囲に気付かれず、高齢者の人権が侵害されていることがあります。

■地域で見守り、みんなで防ぐ
高齢者への深刻な人権侵害の一つが虐待です。暴力的な行為(身体的虐待)だけでなく/暴言や無視、嫌がらせ(心理的虐待)/必要な介護サービスを利用させない、世話をしない(介護・世話の放任、放棄)/勝手に高齢者のお金を使う(経済的虐待)―などのほか、性的な虐待もあります。
こうした高齢者への虐待は、密室性が高く表面化しにくいという特徴があります。そのため、隣近所で日頃から声を掛け合い、高齢者とその家族が孤立しないように見守ることが大切です。
高齢者の中には、困難があっても声を上げられない人や、虐待されている自覚がなく危険な状態になっている場合もあります。疑わしいと思ったときは、地域包括支援センターに相談してください。見守りや声掛けを増やすことで虐待を防ぎ、高齢者の権利が守られ安心して暮らせる、そんな地域づくりを進めましょう。

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