市と京都産業大学は8月8、9日に「綾部こども探偵」を開催しました。3回目となる今年は市内の小学生9人が参加。子どもたちが“探偵”になって綾部の魅力を自ら調査しました。(敬称略)
・大丹生(おおにゅう)雫(上林小4年生)
『和紙と洋紙の違い』
和紙は洋紙より長持ちすることを学びました。ちぎりにくい方が和紙、すぐにちぎれる方が洋紙だと知りました。
・大丹生(おおにゅう)唯(上林小6年生)
『日本の伝統 黒谷和紙』
和紙は約2,000年前に誕生し、1,400年前に日本に入ってきてから、作り続けられています。この伝統を将来につなげたいです。
・荻野一花(いちか)(豊里小3年生)
『黒谷和紙会館にある川遊び』
川には大きいカニやいろいろな魚がいました。もう一回水鉄砲で遊びたいし、魚を捕まえてみたいです。
・宇野瑛亮(豊里小4年生)
『水鉄砲で川遊び』
里山交流研修センターで作った水鉄砲で水の掛け合いをして、楽しかったです。黒谷和紙の歴史や水鉄砲の作り方を知れてよかったです。
・片山直樹(東八田小3年生)
『黒谷を大切にして作った和紙』
黒谷和紙会館は、昔の方法で和紙を作っているところです。黒谷和紙には歴史があると発見しました。
・杉山煌志朗(こうしろう)(綾部小6年生)
『里山交流研修センター遊び』
里山交流研修センターでスイカ割りをし、スカッとしました。水鉄砲は竹でも作れることを学びました。
・帆風波音(はのん)(綾部小3年生)
『黒谷和紙会館にある川遊び』
川は浅くて石が100個くらいありました。すばしっこい大きなカニもいました。魚は川底と同じ色であまり見えませんでした。
・帆風光洋(綾部小6年生)
『川で水遊び』
川で水鉄砲遊びをしていると、川と黒谷和紙会館がつながっていることに気付きました。大学生とも遊べてとても楽しかったです。
・福井美夏(みなつ)(綾部小3年生)
『黒谷和紙会館にある川遊び』
川は浅い所や深い所がありました。川が思っていたより冷たくなかったので、たくさん動けて楽しかったです。
・田藤愛梨(福知山公立大3年生)
『綾部市の魅力発見』
今回、綾部市役所のインターンシップで、綾部こども探偵の助手として京産大学生とともに同行しました。学びや遊びを取り入れた企画で、綾部市の魅力を自分の目で発見することができる、とても良い機会だと感じました。
■綾部の魅力を自分の目で発見
この企画は、子どもたちが本市の魅力を調査し発信することで、郷土愛を育むことを目的に開催しています。今回は、こども探偵9人が、助手の京都産業大学現代社会学部の学生5人と一緒に調査しました。
初日は/農夢(位田町)/里山交流研修センター(鍛治屋町)/黒谷和紙会館(黒谷町)―の3カ所を巡回し調査。万願寺甘とうの収穫作業を体験したり、工作や川遊びを行ったりしながら綾部の魅力を確認しました。
2日目は、それぞれが調べたことや感じたことを報告書にまとめて発表。助手の大学生から文章の書き方や表現方法のアドバイスを受けながら、全員がA3用紙いっぱいに書き上げ、綾部の魅力を自分の言葉で伝えました。
同大学の滋野教授は「自分が住んでいるところの近くを探偵となって調査することで、良さに気付くことができる。探偵の目で自分のまちを見ることで綾部のまちが好きになる」と探偵に伝え、2日間の調査を締めくくりました。
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