普段見られない仕事の現場を見に行こう

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舞鶴にはさまざまな事業所と仕事があり、地域の雇用はもちろん、私たちの暮らしを支えています。今回、自社の特徴や魅力を発信する舞鶴の事業所を巡る「バスツアー」を開催します。イベントに参加し、普段は見られない仕事の現場をのぞいてみませんか。

■地域への愛着、地域雇用促進を目指す取り組み
海と港とともに発展してきた本市では、旧海軍の歴史にルーツを持つ船舶関連のものづくりや繊維・紡績、小売業など、古い歴史と文化的背景を持つ魅力的な事業所などが多くあります。しかしながら、多くの若者が自分たちの生まれ育ったまちに、どのような働く場があって、どのような人たちが、どのような思いをもって働いているかを十分に知らないまま、高校卒業と同時にふるさとを離れていきます。
市では、このような状況のなか、地域への愛着を育み、地元で働くことを考える機会につなげることを目的として、今年度から「まいづるグッドカンパニー情報発信事業」を実施しています。この取り組みは、地域の若者をはじめとする多くの人に、独自の技術やサービスで都市部の大企業や消費者に高い評価を受けている事業所のほか、従業員のキャリア育成や柔軟な働き方の導入、やりがいづくりに工夫を凝らしている事業所など魅力的な仕事の現場を公開するものです。

■仕事現場が見られる「バスツアー」
グッドカンパニーに参加している企業を見学するバスツアーを実施します。参加事業所は、今年7月から専門家のアドバイスを受け、ワークショップや見学を受け入れるためのリハーサルなどを通して、自社の歴史や特徴、魅力を再発見し、自分たちの仕事や思いをどのように伝えるか試行錯誤を重ねてきました。
また、取り組みを通して、参加事業所間で業種を越えた交流が生まれたり、高等学校の総合的な探求の時間との連携が生まれたりするなど、地域の中で新たな交流や連携の輪が広がりを見せています。
市では、今回のバスツアーを行うことで、交流や連携の輪をさらに広げていきたいと考えています。ぜひ参加いただき、舞鶴の魅力を発見するための一歩を踏み出しましょう。

■まいづるグッドカンパニーバスツアー
開催日：12月22日(金)・23日(土)
内容：参加企業11社を各コースに分けて巡るツアー。普段は入れない企業の現場を見ることができます。
申し込み方法：12月13日(水)までに申し込みフォームで産業創造・雇用促進課(【電話】66-1021)へ。下コードからアクセス可。
まいづるグッドカンパニーでは、参加企業の魅力をPRするホームページを開設しています。右コードからアクセス可。
※二次元コードは本誌またはPDF版をご覧下さい。

■専門家インタビュー
オープンカンパニーの実施を通じて、さまざまな事業所の人たちが交流し、関係性を深めることで、新たなアイデアやチームが生まれ、事業所間で良い関係性が構築されます。私は良い循環を未来につなげるためのサポートをしています。舞鶴は特徴的な企業風土ややる気のある事業所が多いと思います。特に社員同士のコミュニケーションが活発で、チームとして一体感を感じる企業が多い印象です。また、皆さん舞鶴というまちが好きで働いているという人も多いですね。これらの事業所をつなげ、新たな人材の雇用創出などの手助けになればと思い「まいづるグッドカンパニー」の運営に協力することになりました。軍港都市として培われてきた技術や豊かな森・川・海などの自然環境が一体となった舞鶴は可能性にあふれています。そのまちで働く事業所が交流を深め、チームとなって取り組んでいけると、より良いまちになると思います。
デザインウィーク京都　実行委員会　代表理事　北林功さん

■参加企業インタビュー
当店では、新鮮でおいしさにこだわることをモットーに地場産食材はもちろんのこと、全国各地から高品質の魚や野菜、肉、酒などを販売しています。中でも魚は、地元の旬で新鮮な魚のほか太平洋側の魚など、幅広くそろえています。地元の魚を鮮度の高い状態で少しでも早くお客さんにお届けするため、私が漁港に行ってしっかり見定めて仕入れています。
今回、グッドカンパニー事業に参加し、他の事業所の人の話を聞くと、皆さん高い目標を持ち、舞鶴で働くことの魅力をどう発信するかを考えておられ、すごく刺激を受けました。なかなか各企業の考え方などを知る機会は少ないと思います。今回のグッドカンパニーツアーで、企業の成り立ちや特徴を知ると、設立された思いや舞鶴の魅力を発見することができると思います。たくさんの若者に、ぜひ参加してほしいですね。
(株)ベルマートいいだ(旬工房)専務取締役　飯田真行さん

■参加企業インタビュー
護衛艦などの特殊船に携わる仕事がしたいとの思いで、日本海側唯一の大型基地造船所である当社に入社を決意し舞鶴に移住してきました。主に工程管理や現場監督の仕事をしています。また、修繕箇所の動作に不具合がないかチェックするため、護衛艦などに同乗することもあります。元々特殊船が好きでこの仕事を選びました。仕事としてそうした経験ができることはこの仕事ならではの魅力です。舞鶴は明治時代から続く造船の歴史と、地形の良い港を持つ魅力あるまちだと思います。他市にはない強みがあるこのまちをもっと多くの人に知ってもらい、自分のまち「舞鶴」に興味を持ってほしいと思っています。今回のバスツアーでは、護衛艦がすっぽり入るほどの大きなドックをはじめ、船を溶接して切ったり、貼ったりしているだけでない、近代化改修技術であふれた修理現場を見て楽しんでいただきたいと思います。
ジャパン　マリンユナイテッド(株)舞鶴事業所艦船修理部　勝部晃仁さん

担当：産業創造・雇用促進課