舞鶴の魅力ある資源で地域を元気に

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生まれ育ったふるさとや応援したい自治体などを選んで寄付ができる制度「ふるさと納税」は、平成20年度にスタートしました。
舞鶴市でも、平成25年度からふるさと納税に取り組み、現在、返礼品を提供する市内事業者は約150社、返礼品の数は農産物や海産物、肉など約600品目に上るなど、まち全体で舞鶴の魅力を全国に発信しています。
また、ふるさと納税は、市の財源の確保という観点にとどまらず、市内事業者の収益増加にもつながり、新たな設備投資を行う事業者も出てくるなど、地域産業の活性化にも大きく貢献しています。
今回は、本市のふるさと納税を支えている合同会社HOUKOの取り組みや返礼品を提供している事業者の思い、受け入れた寄付金の使い道を紹介します。

■『舞鶴唯一の地域商社』としてふるさと納税を支える「合同会社HOUKO」
合同会社HOUKOは、事業者や生産者との豊富なつながりを生かし、地域の新たな魅力の掘り起こしや発信、新規返礼品の開発、寄付ポータルサイトの管理などに携わっています。
他の自治体では、こうした業務は都市部の大手企業が担うことが多いですが、舞鶴市は市内で事業を展開するHOUKOが担うことで、事業者に対してきめ細やかな調整ができるほか、寄付金がふるさと納税業務の手数料として、市外に流出することなく市内にとどまる点が特長であり、大きな強みとなっています。

◇HOUKO紹介
地域の魅力あるモノを全国に届ける地域商社として令和2年に誕生しました。返礼品の多くは舞鶴の事業者や生産者から提供いただき、掲載する商品を一緒に開発するという、地域に根ざした活動を信条としています。また受け入れた寄付金は、給食費の無償化をはじめとした市の子育て施策に活用されるなど、子どもの健やかな成長に貢献していることをうれしく思います。事業者にふるさと納税という新たな販路を提供し「官民両方から地域を活性化させる」「舞鶴は魅力的な商品の『宝庫』だと全国に発信する」これをミッションに掲げ日々活動しています。

■INTERVIEW
ふるさと納税の返礼品として、主に看板商品であるローストビーフを提供しています。この商品はA5ランクの牛肉の中でも肉質や脂乗りのよい最高峰部位を、独自の極秘レシピと技術で加工しているこだわりの逸品です。年間3トン(約25万食)の売り上げがある人気の商品で、返礼品を受け取った人が直接来店されたり、5回もリピートされたりすることもありますが、今の商品に満足せず、常にブラッシュアップしていきます。この制度は、事業所にとってもメリットが多く、需要が増えれば事業所も行政も潤うことになるので、新しい事業者にも参入してもらい、さらに舞鶴の魅力を発信してほしいですね。
ABCフーズ
代表取締役　田村　元嗣さん(左)
取締役部長　田村　寿英さん(右)

2年前、HOUKOさんに声をかけてもらい、ふるさと納税の返礼品を扱う事業所となりました。返礼品には、港町ならではの舞鶴湾を中心とした日本海側で漁獲された鮮魚の干物セットを登録しています。返礼品は店頭でお客さんと話しながらの販売ではないため、見た目を意識し、大きな魚を入れることや、当店一押しのサバのみりん干しをメインに、その他にも季節に合った魚種を入れるなど消費者に喜んでもらえるように工夫しています。これからも返礼品を扱う事業者として、商品に感謝の思いを込めて、全国の皆さんに舞鶴の魚をお届けします。
舞鶴　かね和
店長　合田　秀謹さん

■受け入れ額は大きく増加
令和5年度寄付受け入れ額：381,173,395円

年度別寄付受け入れ額推移

令和5年度に受け入れた寄付金の活用状況

※この他、将来活用を見据えて約0.6億円は基金に積み立てています

舞鶴市のふるさと納税の受け入れ額は、右肩上がりで伸びています。昨年度は過去最高となる約3・8億円の寄付を受け入れました。このうち、経費などを除いた約1・2億円を寄付者の意向に沿いながら、未来に希望がもてる活力あるまちづくりに活用しています。
令和6年度は5億円の受け入れを目指して、都市部での広報活動や各種媒体を活用した返礼品のPR、魅力ある返礼品の開発など、まちの活性化に向けた取り組みを進めていきます。

■市外にお住まいの家族や親戚、知り合いにもお知らせください
舞鶴市では、農産物や海産物、肉など数多くの返礼品を取り揃え、全国にその魅力を発信しています。ぜひ市外にお住まいのご家族や親戚、お知り合いに、本市のふるさと納税をご紹介ください。
詳しくは、市ホームページで確認を。右コードからアクセス可。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。

担当：ふるさと応援課