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長岡京のきらり いいひと・もの・こと み~つけたっ

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京都府長岡京市

長岡京市のことが大好きな市民ライターが、市内できらりと輝く、ステキなひと・もの・ことを紹介するコーナーです。今回は、市の文化財を守り、発掘・調査にも長年携わってきた“きらりさん”を紹介します♪

[今月の担当]田中達哉(たなかたつや)
長岡京市で生活して約50年、美しい風景やユニークな活動など、まだまだ知らないことばかり。空撮を通じて、まちの魅力や物語を発信していきたいです。

■vol.18
語り部として伝えたい文化財から聞こえるメッセージー発掘調査の舞台裏ー
今月のきらりさん 岩﨑誠(いわさきまこと)さん

私たちのまちには、多くの文化財があります。長八小の西側にある、恵解山(いげのやま)古墳もその1つ。現在は公園として整備されています。約700点の鉄製武器が出土したのですが、実は危うく失われるところだったというエピソードが。発掘調査に携わった、今月の”きらりさん”岩﨑さんから、当時の苦労や歴史への思いを聞きました。
岩﨑さんは当時、市の文化財職員として発掘調査に参加しました。多量の鉄製武器が出土した時、埋葬方法から、大王級の人物に違いないと確信。「えらいこっちゃという驚きと同時に、感動もこみ上げてきました」と語ります。文化財保護への意識が今よりも低く、開発工事などで重要な遺跡などが壊されることもあった時代です。出土位置も重要なため、動かされることで情報が失われないよう、仮小屋を作り24時間体制で管理。昼は発掘、夜は報告書作りで徹夜だったそうです。「発電機の燃料が切れかかったり、虫や動物と遭遇したり、今では楽しい思い出ですが、当時は大変やったんです」と振り返ります。十分な体制ではない中「全員が『この調査は大事だ』と自覚して、必死でやり遂げました」。山崎合戦で明智光秀が古墳に本陣を置いたかもしれない話や石室の石が市内の民家に庭石として残っていることなども、発掘調査の舞台裏とともに話してくれました。
長年にわたり、文化財の保護や調査に携わってきた岩﨑さん。今では歴史の貴重な語り部として活躍されています。「文化財は市民の誇りであり、昔の人たちからのメッセージ。公園を使う人が、遊びや憩いの場として楽しみながらも歴史に興味を持ってくれるとうれしい」と話す岩﨑さん。文化財への思いがあふれていました。

■きらりさんのオススメ店
岩﨑さんに、市内のオススメのお店を聞きました!
埋蔵文化財センターで働いていた頃によく訪れていました。コーヒーがとてもおいしいです。お店はもちろんスタッフの方の雰囲気も良く、今も家族ぐるみで親しくしていただいています。

○純喫茶フルール
天神1-8-2
【電話】951-6759
午前10時~午後9時(ラストオーダー午後8時30分)
(月)(火)(水)定休(祝日は営業、翌(木)振替休)
65席・全席禁煙/無料駐車場あり(11台)

○お店からのプレゼント
「お好きな飲み物1点」
応募方法は本紙23ページへ

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