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自治体の皆さまへ

教育と文化‐互いの健康を思いやれる社会へ

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佐賀県伊万里市

職業観・家庭観が大きく変わる中、すべての人が希望に応じて家庭でも仕事でも活躍できる社会への変革が実現した姿は『令和モデル』と言われています。若い世代を中心に、男女ともに『令和モデル』を希望する人が増えていますが、その実現にはまだまだ課題があります。
令和6年の『男女共同参画白書』では『令和モデル』の実現には、仕事と健康の両立が重要とされていて、そのために多くの企業が性別特有の健康課題に目を向けることが望ましいとされています。白書内のアンケート結果では、健康課題について『気になる症状に対処できている』と回答したのは、男性の割合の方が女性の割合よりも高く『昇進意欲』に関する項目でも同様で、男女では大きな差があるようです。
連続テレビ小説『虎に翼』では、主人公が月経による体調不良で学業を休んだり、無理をして出勤したりする様子が描かれています。職場環境や立場、時代など、理由は複合的にありますが、周囲に体調不良であることを言えずに我慢してがんばり続ける主人公の姿は、現代を生きる女性の多くが共感したと思います。
これからは、男女の特性を踏まえた健康課題の理解や相談しやすい環境、柔軟な働き方の整備が必要です。
事業主の皆さんが、職場での性別特有の健康への配慮や対処について話し合う機会を持つことで、よりよい環境づくりへ前進するでしょう。『アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)を解消するための取り組み』『スキルを身につけるための人材育成』『女性のキャリアアップ支援』『女性の役員・管理職のネットワークの構築』など課題は多くあります。課題の解決のために事業主には、ポジティブアクション(積極的改善措置)などの取り組みの推進が求められています。みんながより働きやすくするための取り組みを、できることから取り組んでみませんか。
(伊万里市男女協働参画懇話会『いまりプラザ』委員)

問合先:企画政策課男女協働推進係
【電話】23-2115

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