『ヤングケアラー』とは、家族のために大人がするような買い物や料理などの家事、幼いきょうだいや家族の世話などを日常的に行い、家庭を支えなければならない子どもたちのことを指すとされています。
市の実態を把握するため、令和5年12月に市内小・中学校および義務教育学校の小学5年生以上の児童・生徒を対象としたアンケート調査を実施し、その結果、約8割(小学生等:864人、中学生1,280人)から回答がありました。ここでは、その一部を紹介します。
1.お世話をしている家族の有無
※問1以降の問は、1の問で『いる』と答えた子どもへの回答を集計しています。
2.お世話のきつさ
3.お世話を必要としている家族(複数回答)
4.お世話の内容(複数回答)
5.お世話することで、やりたいけどできないこと(複数回答)
◆ヤングケアラーの問題と今後の取り組み
子どもの年齢や成熟度にあった手伝いは、子どもの思いやりや責任感などを育みますが、年齢や成熟度に見合わない重すぎる責任や作業で過度な負担が続くと、子ども自身の健康保持ができず、学習面の遅れや就労への影響が出ることが報告されています。
市は、子どもの権利を守るために、今後も小・中学校やスクールソーシャルワーカーなどと連携を図りながら必要な支援につなげていきます。令和6年度からは新しい事業として、家事支援(買物・調理・掃除等)、育児・養育支援(一時的な子どもの保育)などの支援を行う『子育て世帯訪問事業』を開始しています。
問合先:こども家庭センターこども家庭相談係
【電話】23-2183
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