日本語学習者にとって、日本語の何が難しいのか考えたことはありますか?漢字や敬語など、日本人にとっても難しいものが思い浮かぶと思います。今回は、難しいとあまり意識をしていない日本語を紹介します。それは「オノマトペ」です!
オノマトペは赤ちゃんに対してもよく使われているので、簡単だというイメージがあるかもしれませんしかし、第二言語学習者にとっては、オノマトペは意外と難しいところです。
どの言語にもオノマトペはありすが、日本語ではオノマトペが特に重要な役割を果たしています。オノマトペは日本語でさまざまな意味のニュアンスを表現するためにわれ、言葉をとても豊かにしています。
例えば、雨が「ざーざー」や、「しとしと」降る。これは私の母国語である英語でも表現できますが、オノマトペの代わりに動詞を変えます。「It is raining」は初級英語で覚えるフレーズでわかりやすいですが、「It is drizzling」だと同じ雨が降る様子でも細かい雨がしとしと降っていることを表し、難易度がかなり上がります。
オノマトペの意味のニュアンスは、時に非常に微妙な場合があります。そういったニュアンスは、翻訳では正確に伝わらないことがあるので、日本語のオノマトペを勉強するときに、翻訳だけに頼ることはできません。何度も聞き、文脈から意味を理解できるようになるしかありません。これらの言葉を正確に理解するためには、何年も日本語に触れる必要があります。
オノマトペの単語を理解しても、他の単語と混同しないようにするのは難しいです。例えば、「はらはら」、「ばらばら」、「ぱらぱら」はとても似ていて、使い分けにくいです。また、文脈によって、オノマトペの単語の意味が異なることもあります。例えば、「はらはら」には辞書によっは6つの意味もあります!
オノマトペを避けることは「やさしい日本語」のルールの1つです。全部で12のルールがあると言われていますが、もし興味がありましたら、調べてみてください!外国人と交流するときに役に立ちます!
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