「地域循環共生圏」とは、各地域が美しい自然景観などの地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方で、「ローカルSDGs(エスディージーズ)」とも呼ばれています。
市では「第2次唐津市環境基本計画(改訂版)」で唐津市版地域循環共生圏の実現を目指していて、令和6年2月に環境省の「地域循環共生圏づくり支援体制事業」に応募し、4月に中間支援団体「(一社)GBP(ジービーピー)ラボラトリーズ」と活動団体「唐津市」とのセットで参加団体としての認定を受けました。
唐津は美しい景観資源をはじめ、豊かな農水産物や再生可能エネルギー資源に恵まれた地域で、これらを産業・観光や防災にいかし、経済・環境・社会の三側面の取り組みをさらに深め、持続可能な地域づくりを推進していきます。
◆目指す姿唐津市版地域循環共生圏
《中央地域》(唐津、浜玉、北波多)
唐津の要として情熱のある市民活動とともに市全体の活力をけん引する地域づくり
《北部地域》(鎮西、呼子)
玄海の食や大陸の歴史・文化資源の活用による国際観光・交流の地域の地域づくり
《東部地域》(七山)
清流、温泉、樫かし原ばる湿原などの資源をいかした都市・農山村交流の山里づくり
《南部地域》(厳木、相知)
松浦川・厳木川を中心とした多彩な地域資源と高速交通体系をいかした産業と調和による水と緑の郷づくり
《西部地域》(肥前)
いろは島、大浦の棚田、鷹たか島しま肥前大橋などの海と里の資源をいかした都市・農漁村交流の郷さとづくり
◆地域プラットフォームの構築
今後市が目指す地域の姿を実現するために、次の「テーマ」を中心としたローカルSDGs事業の創出を目指す地域プラットフォーム(意見交換など)を構築していきます。
《活動テーマ》
1.ブルーカーボン※
2.生物多様性の保全(自然共生サイト)
3.海洋プラスチックごみ問題
4.資源循環の促進
5.再生可能エネルギー
など
※ブルーカーボン:藻場・浅場などの海洋生態系に取り込まれた炭素のこと
◆パートナーを募集しています
市が目指す姿(自然に寄り添い、学び、経済が循環する自立した共生社会の実現)に向け地域の持続力を高める視点として、テーマを設け、そのテーマごとに活動されている団体、企業や学生などに唐津市版地域循環共生圏の一員(パートナー)として参加してもらいたいと考えています。
詳しくは市ホームページを確認するか、お問い合わせください。
問合せ:環境課
【電話】72-9175
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