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自治体の皆さまへ

議会だより-一般質問(5)-

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佐賀県大町町

■ごみ問題を考える 藤瀬都子
▽議員
(1)町より配布のごみカレンダーには、守るべき注意点が記載されているが、オレンジ色の不燃物ごみ袋の利用が出来ていないように思います。
リサイクル出来るものは分別を徹底すればごみの量は減少しリサイクル率は上がるため町の収入に繋がるのではないかと思います。
また、小型家電のリサイクルについては周知が徹底していないので今一度呼びかけをお願いします。
(2)乾電池とリチウムイオン電池の処分方法は違うと思いますので、正しい電池の処理方法の周知と引き取り場所や安全に回収してもらうために町民に注意喚起の呼びかけをお願いします。

▽生活環境課長
(1)ごみの減量化については、ごみ分別カレンダー、町報、ホームページ及び回覧等で周知・啓発を行っています。
オレンジ色の不燃物ごみ袋については、リサイクル可能なカン、びんの混在も一部見受けられますので、町報7月号にリサイクル率向上のため不燃物のごみ袋ではなく、カン・びん専用の袋で出していただくよう掲載したところです。
今後、燃えないごみに関する分別チラシの全戸配布を行い、周知・啓発を行っていきたいと思います。
小型家電リサイクルについては、役場または町公民館にお持ち込みいただければ、無償で引き取っています。
実績について効果が見られましたので、今後も引き続き小型家電リサイクルのチラシの全戸配布を行い、町民の皆さんの分別意識向上を図り、ごみの減量化、資源化の推進に努めていきたいと思います。
(2)乾電池は、役場、町公民館及び各地区の公民分館に回収ボックスを設置して回収を行っています。リチウムイオン電池等は、役場生活環境課窓口で直接引き取りを行っています。
廃棄物収集車両や廃棄物処理施設の火災が多く発生していますが、原因はリチウムイオン電池などを含む充電式電池の意図しない混入ではないかと言われています。強い衝撃が加わると破損変形・圧縮などにより、発熱・発火するおそれがあるため、燃えるごみや燃えないごみなどの袋に入れて排出はしない、また各公民分館等に設置している乾電池の回収ボックスにも入れないようお願いしています。
正しく分別していただき、火災など事故が発生しないようチラシを全戸配布し周知・啓発に努めていきたいと思います。

◆子どもも大人も目を守ろう
▽議員
(1)今年から6月10日は「子どもの目の日」と言われています。「6歳までに『弱視』を治療し矯正視力1・0を獲得」「6歳以降も近視の進行を防いで裸眼視力1・0を維持」との目標のために制定されました。
早期発見には3歳児健診での屈折検査が有効と言われていますが大町では、この検査機器を用いての検査は実施されているのかお伺いします。
(2)「40歳を過ぎると眼底検査の必要性」をテレビや新聞でも呼びかけています。自身の目を守るため定期検査のつもりで40歳を過ぎたら眼底検査が必要と思うので取り組みを考えられたら有難いと思います。
(3)小中学生の視力1・0未満が増えているようです。21年度学校保健調査では、児童生徒の視力が悪化している現状が示されました。
スマートフォンやゲーム機が生活の一部なっており、加えて、学習で使うデジタル端末を小中学生に配られたことも要因と思われます。大町小中学生でスマートフォンを持っているのは各学年何人なのか。
また、一日の利用時間はどの程度か。目を酷使する時間が家や学校でもと考えると目を保護する教育も必要と思うが、この点について学校や行政としての考えを伺いたい。

▽子育て・健康課長
(1)令和4年度に国庫補助金を活用して屈折検査機器を購入し、令和4年10月の3歳児健診から屈折検査を取り入れて実施しています。
(2)毎年、特定健診を実施していますが、健診結果などによっては眼底検査を受ける機会もあります。今後も毎年健診を受けられるように周知徹底し、疾病の早期発見・早期治療につなげていきたいと思います。

▽教育長
(3)文部科学省の2021年度学校保健統計調査で裸眼視力1・0未満の者の割合は年齢が高くなるにつれて増える傾向にあり、小学生36・87%、中学生60・28%となっており、中学校で初めて全国平均において60%を超えたと報告が挙がっています。
なお、大町ひじり学園は小学生40・8%中学生56・12%となっています。
スマートフォンの所持については、大町ひじり学園の児童生徒数383名中316名からの回答を得ていますが、「自分用のスマートフォンやタブレットを持っていますか」の問いに219名が「持っている」と答えています。全体の約7割に当たります。
1日の利用時間ですが、令和5年度のひじり学園での調査では全学年で1時間以上電子機器を見たり使ったりすると答えたのは1年生93%、9年生90%で、各学年平均で88%でした。3時間以上使用すると答えたのは、1年生は該当なしでしたが2年生で11%、3年生で22%、4年生で24%、5年生で41%、6年生で42%と学年が上がるにつれて増えています。中学部は7年生で33%、8年生で31%、9年生で26%でした。
このように大町ひじり学園の児童生徒も目を酷使している現状があります。視力低下で白内障、緑内障、網膜剥離等の眼の病気の罹患率が高まります。
また、長時間のスマートフォンの使用で子ども自身も「目が悪くなった」「寝不足になった」「夜なかなか眠れなくなった」「家の人と話す時間が減った」などの自覚があります。
大町ひじり学園でも同様で、今年度の学校保健委員会のまとめで「電子機器の使用が、夜の過ごし方や朝の目ざめに影響をしている」と報告をされています。
このようなことを受け、当然学校でも健康診断の結果を家庭へ配り病院受診を勧めたり、GIGAスクールの推進をしつつも、パソコンを使用するときの姿勢やルールの指導を行ったり、ノーテレビ・ノーゲームデーの実施をしたり対策を行っています。

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