市内小・中学校では、親子のふれあいをテーマにした「ふれあい弁当の日」が年2回実施されています。嬉野市では、この取り組みをステップアップした「子どもが自分で作る弁当の日」を推進しており、ほぼ全校で実施されています。
今回は、11月22日(水)に実施された吉田小学校と大野原小中学校の取り組みの様子を取材しました。
■吉田小学校
吉田小学校では、事前にお便りが配布され、「買い物に一緒に行く」、「自分で弁当箱につめる」、「自分で作る」など、できることを家庭で選んで実施されていました。
多くの児童が弁当作りに積極的に関わっており、早起きして頑張ったお弁当はとても美味しそうでしたよ!
■大野原小中学校
5・6年生8人による弁当作り
家庭科の授業で、子ども達が献立作りから取り組み、3種類のお弁当ができあがりました。栄養バランス、彩り、味付け、全てにおいて大好評。自信に満ちた子ども達の笑顔が印象的でした。
学校では今回のお弁当作りを生かし、次回の弁当の日には家庭で一品でも作ることができるよう進めていくそうです。
■子どもが作る「弁当の日」とは
2001年、香川県の小学校で竹下和男校長(当時)が始めた「弁当の日」。子どもが自分でお弁当を作って学校に持ってくるという取り組みです。何を作るかを決めることも、買い出しも、調理も、弁当箱に詰めるのも、片付けも子どもがします。親や先生は、その出来具合を批評も評価もしないという約束です。この取り組みを通じ、子どもたちは感謝の心を知り、自己肯定感が育まれています。失敗の中から多くを学び、生きる力を身に付けています。大人たちは見守る大切さを知り、子どもの成長を通じて子育てが楽しいと思えるようになっています。家族団らんが増え、家庭に笑顔があふれるようになっています。そんな好循環が「弁当の日」を通じて全国に広がっています。
問合せ:塩田庁舎 健康づくり課
【電話】0954-66-9120
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