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自治体の皆さまへ

地域包括支援センターだよりNo.178

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佐賀県有田町

■フレイル予防で健康に!
“フレイル”とは、年齢とともに心身の活動量が低下した状態で、要介護の前段階と言われています。加齢による心身機能の低下に高血圧や糖尿病などの生活習慣病の重症化や低栄養が重なるとフレイルが進行していきます。

フレイルには「可逆性」といって健康に過ごしていた状態に戻すことが出来る特性があります。一人ひとりが「自分ごと」として自分の状態と向き合い、健康な状態で過ごせるように日常生活の中での下記の4つの予防のポイントを意識してみましょう。

(1)食事はバランスよく食べましょう
低栄養(エネルギーとたんぱく質が不足した状態)は、フレイルの最大の要因になります。規則正しく1日3食、主食、主菜、副菜の3つの皿をそろえ、肉・魚・大豆製品などのたんぱく質と一緒に野菜をとるように心がけましょう。料理が大変な時は、市販の総菜や缶詰、レトルト食品などを上手に組み合わせてみてください。

(2)お口の健康を保ちましょう
噛んだり、飲み込んだりする口腔機能が低下してくると、野菜や肉、魚などのフレイル予防に大切な栄養素が摂れなくなり、フレイルになりやすくなります。歯磨きや義歯の手入れなどの毎日のお口のケアを欠かさず、お口や舌の体操も食事の前に意識してみましょう。

(3)日常生活の中で体を動かしましょう
日常生活の中でも身体活動を増やす機会はたくさんあります。たとえば畑仕事、孫と一緒に体を動かして遊ぶ、立ち仕事や家事などは、ウォーキングなどと同等の活動量が見込めます。わざわざ運動をするのが難しいときでも、日々の生活を工夫することによって無理なく体を動かす機会を作ることができます。できそうなことから始めてみましょう。

(4)社会とのつながりを持ちましょう
社会とのつながりを保ち続けることは、外出のきっかけや気分転換にもなり、身体的にも精神的にもフレイル予防につながります。地域での行事、公民館などでの趣味サークルやボランティア活動、サロン活動などに参加してみたり、家族や友人と定期的に連絡をとるなど、他者と交流をし、お互いに支え合いましょう。

地域包括支援センターは高齢者の総合相談窓口です。お気軽にご相談ください。
健康福祉課内地域包括支援センター(福祉保健センター)【電話】43・2196

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