◆分煙しても害がある サードハンド・スモーク(三次喫煙)
佐賀県は男性の喫煙率が全国で一番高いことをご存じですか?(2019年国民生活基礎調査より)
たばこを吸う人は、喫煙が身体に悪いということを認識している人が多く、「外で吸っています」「換気扇の下で吸っています」「空気清浄機をかけています」など家族のためにと工夫をしている人もいるようです。
しかし、たばこから発生した粒子は、喫煙者の口腔・気管支粘膜、髪や衣服、カーテンや壁などに付着し、そこからガス状の有害物質を発生させます。これをサードハンド・スモークといいます。
特に赤ちゃんは、顔と床やソファまでの距離が近かったり、抱っこなど大人と密に接する時間が多いため、害を受けやすい環境です。そのため健康や脳にもさまざまな影響があり、子どもの発達や学力にも関係していることが分かっています。加熱式たばこも同様に悪影響を及ぼします。
子どもは、たばこの煙を自分の意思で避けることができません。周りの大人たちが、禁煙し守ってあげることが大切です。
病院では禁煙外来で、保険適応にて禁煙治療ができますので、ぜひ利用してみてください。
問い合わせ:健康増進課 母子保健係
【電話】51-1234
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