■外国人に『やさしい日本語』を!
イギリス旅行で、『鹿島弁・英会話』の一場面です。
「駅窓口で『ロンドン行き切符1枚』買いたいわたし。
知ったかぶりして(~へ)だから、『ツー・ロンドン!』
(すると窓口から『2枚』の切符)こりゃいかん。
間違えたばい(~に向かう)は、『フォー・ロンドン!』
(すると窓口から『4枚』の切符)あいちゃー。
どぎゃんしゅー、(鹿島弁で)『えーと!』『エート!』
(すると窓口から『8枚』の切符)が…。
この後、わたしは現地で『やさしい英語』にふれあい、コミュニケーション能力を向上させました、とさ。」
今年、佐賀県で暮らす外国人の総数は『9,603人』、県人口の1.2%を占めます。うち鹿島市に『229人』。国籍別では、『ベトナム・インドネシア・ネパール・中国・フィリピン・ミャンマー・韓国』の順に多くて、産業別には、『製造・建設・医療福祉・卸売り小売り・宿泊飲食サービス業』等の人たちが、年々増加中です。
あなたの周りにも、国籍や民族の異なる人を見かけませんか。また、困りごとを聞いたことありませんか。
「ごみの捨て方が難しい」「地域のイベントに参加したい」「災害時の日本語情報がよく分からない」「病院に行きたいけど怖い」「友達がもっと欲しいな」「相談窓口はどこなの」など多種多様な叫びが…。
そんなとき、『やさしい英語』ならぬ、『やさしい日本語』で、お互いの心の壁をなくしていきましょう。
『やさしい日本語』とは「相手に分かりやすい日本語」情報の受け手にとって理解しやすい日本語のことです。難しい言葉を言い換えたり相手に配慮した簡単な文章にかみ砕いたりすれば、きっと心はつながるはずです。これは、『高齢者』『子ども』『障害のある人』など、『外国人に対して』だけじゃない、やさしさ支援です。
在留外国人の80%が『日常生活に困らない』程度の日本語会話能力をお持ちですから、尻込みは不要です。
さあ、鹿島でも、お互いの文化的な違いを認め合い、対等な関係を築きながら地域社会の構成員としてともに生きる『多文化共生社会』を実現させましょう。
■〔受賞者紹介〕人権標語の紹介
令和5年度小中学校『人権標語』入賞作品を紹介します。
※詳細は本紙をご確認ください
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