■第23回たつの市中学生サミットを実施(12月2日)
~ネットの利用時間を考えよう~
市内中学校生徒会の代表が集い、今年度2回目の「たつの市中学生サミット」を開催しました。
今回のサミットは、メインテーマである「私たちのネットの利用時間」について、兵庫県立大学の竹内 和雄教授のコーディネートのもと、議論しました。
前回のサミットでは、「ネットの利用時間が4時間以上」の中学生が多いことが問題になりました。一方で、生徒会の取り組みがネットの利用時間を意識するきっかけになっていることも分かりました。そこで、ノーゲーム・ノースマホデーは、「家族や友人と大切な時間を過ごす日」とすることを再確認し、「ネットの時間を1時間以内にすること」と、「普段より早く寝ること」を目標に各校で取り組みを実施しました。9月から実態調査を行い、取り組みの成果を確認するとともに、さらに意識を上げるため、3月までの目標を掲げました。また、親や先生への要望、自分たち自身が気をつけることを提言にまとめました。
◆取り組みの成果と目標
ノーゲーム・ノースマホデー(毎月25日)
◇ネットの利用時間が1時間以内だった人
夏のサミット:3.8%
冬のサミット:14.3%
3月までの目標:20%
◇普段より30分以上早く寝た人
夏のサミット:データなし
冬のサミット:62.7%
3月までの目標:70%
◆中学生からの提言「ノーゲーム・ノースマホ 意識して大切な時間を過ごそう」
◇提言(自分たちへ)
・積極的に参加して
・時間を意識して、ネット時間を家族時間にして
・自分もしっかり!
・友人同士で「25日やなあ」と声掛けして
・気合を入れて!
◇願い(親へ)
・ノーゲーム・ノースマホデーを知って
・使い過ぎているときはやさしく注意して
・親も一緒にルールを決めて、一緒に取り組んで
・ノーゲーム・ノースマホデーはいっぱい会話して
◇願い(先生へ)
・先生もノーゲーム・ノースマホデーを意識して
・自分たちのルールを親に伝えて協力してもらって
・各学年でネット、寝る時間の目標を作って
・目や身体への影響を教えて
◇願い(たつの市へ)
・全力でやるので意見を受け止めて
・市民にノーゲーム・ノースマホデーを知らせて
・私たちの取り組みを広報に載せて
・オリジナルキャラクターができたら、全国へ広めて
「取組目標」や「中学生からの提言」を、午後からのたつの市PTCA協議会教育講演会の中で発表しました。今後、各学校において、利用時間や使い方の実態を調査しながら、活動を展開します。
講演会の中で、竹内 和雄教授からは、「子どもたちは、保護者が思っている以上に、家族と話をしたがっています」「子どもたちは、家族と一緒に話をするからこそルールを守ろうとします」と貴重なメッセージをいただきました。
問い合わせ:学校教育課
【電話】64・3179
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