◆全国人権・同和教育研究大会
11月25日(土)・26日(日)、明石市で「全国人権・同和教育研究大会」が開催されました。
全体会では主催者等のあいさつ、小学生による太鼓演奏等の後、特別報告が行われ、在日コリアンの女性教員はヘイトスピーチを受けた経験から、正面から差別と向き合う決意をして通称名から実名に切り替え、教員になって人権教育を進めているという話をされました。
分科会では、4分科会21分散会に分かれて、全国各地の取り組みが報告されました。たつの市からは、「人権確立をめざす教育の創造」の分科会で、誉田小学校の奥田主幹教諭が「地域教材・自作教材を中核に据えた人権・同和学習~低学年からの系統的な指導の充実をめざして~」と題して報告されました。誉田小学校では、地域教材の改作・見直しや実践、新たな教材の開発に取り組み、職員研修として地域のフィールドワークを行ったり、皮革工場やレザー専門店などを見学したりして教材化を行い、児童の発達段階に即して系統的な指導を行っていることを報告されました。
誉田小学校の報告を受け、「地域教材を用いた学習が子どもたちにどのような影響をあたえているか」などの質問があり、活発な議論がなされました。
地域と深くつながり、低学年から系統的に人権学習を行っている誉田小学校の実践は、全国でも高く評価されました。また、たつの市からも多くの方々が参加し、分科会では率先して意見を述べられ、本市の人権啓発・人権教育の取り組みを全国に広める一助を担ってくださいました。
問い合わせ:人権教育推進課
【電話】64・3182
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