■地域計画と目標地図
地域計画とは、地域農業を維持するために、誰が・どこの農地で・どんな作物を・どのように栽培するのか、これから先の地域の農業の姿を、地域のみんなで話し合い、地域のみんなで作り上げていく将来計画です。この計画に加えて、10年後の農地を一筆ごとに誰が耕作していくのかを図示した農地利用の未来図である、目標地図も新たに作成することになりました。農林水産課では、地域の農業を守るため、各地区で説明会を順次開催しながら作成を進めていきます。
◆新たに農業を始めるには
(1)情報を集める・体験や現場見学を行ってみる
農業を始めるための情報を集めたり、ひょうご就農支援センターで相談したり、新規就農関係の各種相談会などに参加してみます。また、関心のある講座、イベント、研究会に参加したり、生産現場である農家に出向くなど積極的に話を聞きましょう。
(2)目指す農業経営のビジョンを明確にする
どんな作物を栽培するか、作物・部門を考えながら、就農計画(就農までの行程表)を作ります。
(3)納得できる営農基盤をつくる
農業の技術を身に付けるため、兵庫楽農生活センターの研修を受けたり、農業者向けの研修会にできるだけ参加し、ネットワークを作ります。また、慎重に農地を選定したり、リスクに強い資金計画を立てます。
(4)持続可能な農業経営を始める
農業簿記(複式簿記)や農作業日誌などの経営の記録をつけましょう。また、自己の作業能力などを把握し、小規模経営からスタートし経営に自信をつけます。
主な相談先:
・農林水産課
【電話】64・3157
・龍野農業改良普及センター
【電話】63・5173
・ひょうご就農支援センター
【電話】078・391・1222
〇成山新田について
大正8年に大阪府堺市の成山徳三郎が干拓に成功し、農家20戸が入植し、さつまいも、まくわうり、裸麦等の栽培が開始されました。だいこん、にんじんは、国の野菜指定産地、ほうれんそう、うりは県の野菜指定産地として知られています。
〇播磨の特産野菜~御津町のあおうり~
御津町の成山新田で栽培されているあおうりは、青果と加工原料の兼用種で長円筒型。にんじんとだいこんの栽培時期の間に栽培し、6月から9月半ばまで収穫され、主に大阪府内などの大消費地に出荷されます。
食べ方は、あおうりの皮をむき、浅漬けなどの漬物として食べるほかにも、スープに入れて食べるととろみが付きおいしく、またそのまま炒め物としてもおいしくいただけます。兵庫県認証食品にも認証されているたつの市が誇る野菜の一つです。
問い合わせ先:農林水産課
【電話】64・3157
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