■私たちが予防のためにしていること
▽コグニケア(R)って?
認知症や生活習慣病の予防に良いとされている研究結果をもとに神戸大学が開発したヘルスケアサービス。頭と体の体操などを行う。
問い合わせ:神戸大学認知症予防推進センター
【電話】070-2455-6397)
▽山本熏子(やまもとかおるこ)さん コグニケア(R)三田教室参加者
コグニケア(R)に参加し、毎週決まった時間にみんなと運動や頭の体操を行っています。健康づくりセミナーもあり、認知症の情報や認知機能の検査結果を知ることができるのもありがたいです。
知らないままが一番怖い。発症してからも、色んなことにチャレンジできるのに、知らないとただ怯えるだけ。母が認知症だった経験から、自分は発症を少しでも遅らせたいと思い、体験会に参加しました。1人ではなく、みんなでやるのは楽しい。正しい知識をつけて備えるためにも、これからも無理せず続けたいです。
▽市民グループ「すこやか」の皆さん
コグニケア(R)の体験教室をきっかけに、「集まることをやめるのはもったいない」と思い、グループを立ち上げました。
認知症予防には「社会参加」が良いとされているため、家族以外の人と会って、話す機会を大切にしています。気が付けば、予防から楽しみに変わった―1人で悩んだり不安を抱えるのではなく、ここに来てみんなと話すことで「自分だけじゃない」「みんなも大変なんだ」と分かり、より「一緒に頑張ろう!」と感じるようになりました。
メンバー共通の目標は、少しでも長く自宅で暮らすこと。そのために、コツコツ活動を続けていきます。
■早期発見・早期治療につなぐ
▽認知症疾患医療センター(兵庫中央病院(大原1314)内にあります)
認知症の診断、地域の医療機関の紹介、問題行動に対する対応の相談受け付けを行う。
問い合わせ:認知症疾患医療センター
【電話】079-563-2121【FAX】079-564-4626
▽参加してみよう!タッチDE脳の健康チェック
タブレット・スマートフォン操作で、簡単に脳の健康度を簡単セルフチェック!
日時:11月28日(火)、6年1月23日(火)いずれも(1)9時30分~、(2)10時10分~、(3)10時50分~、(4)11時30分~
対象:市内在住で40歳以上の人
場所・申し込み:三田市地域包括支援センター(総合福祉保健センター内)
【電話】559-5941【FAX】559-5707
▽中野亜矢子(なかのあやこ)さん 兵庫中央病院 認知症疾患医療センター
市内の兵庫中央病院内にある認知症疾患医療センター。もの忘れ外来や「こんな症状で困っている」といった相談を受け、かかりつけ医や地域包括支援センターなどと連携を行う専門医療機関です。また、認知症の人やその家族をサポートする役割も担っています。「認知症の人がなぜ忘れるのか」など、認知症を正しく理解することで適切な対応ができるようになり、介護負担や本人の不安を軽減することができます。
認知症は「早期発見」が重要。原因によっては治療で改善したり、初期段階の適切な対応により進行を遅らせることができます。だからこそ「おかしいな?」と感じたら、相談または受診をお願いします。
認知症疾患医療センターは、阪神圏域に5カ所しかありません。せっかく市内にあるこの拠点を活用いただき、家族や仲間と大切な時間を過ごしてほしいです。
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