■岡田佳保里(おかだかおり)さん 産後ケア・産後等ヘルパー利用者
里帰り出産をしなかったため、産後の家事に不安を感じ、産後ケアと産後等ヘルパーの利用手続きをしました。
産後2週間ほどは夜泣きで悩んでおり、「とにかく寝たい」「休みたい!」と産後ケアに駆け込みました。1泊2日の宿泊型では、授乳時以外は昼夜問わず子どもを預かってもらい、オムツ替え、沐浴(もくよく)をしてもらいました。
食事提供もあり、乳房ケアや授乳指導だけでなく、上の子との関わり方の相談もでき、心身のリラックスにつながりました。
週2回利用した産後ヘルパーは、洗濯と食事の用意などを依頼。産後の不安定な体調の中、子どもと向き合うことに精いっぱい!家事を進められない、自分も休む暇がない状況でしたが、サポートを利用したおかげで、合間に横になるなど自分をケアする時間ができ、心の余裕ができたと感じています。「今、いっぱいいっぱいだな」と感じている人は、迷わずぜひ活用してほしいです。
▽産後ケア
「産後、ずっと寝不足でゆっくり休みたい」「赤ちゃんが母乳をうまく飲んでくれない」などの悩みはありませんか?
医療機関・助産所での宿泊や日帰り、自宅での訪問ケアを、産後1年までどなたでも利用できます。料金も安くなりましたので、ぜひ活用ください。
▽産後等ヘルパー
日中、同居の親族の助けがなく「産前・産後、体の不調で料理が苦痛」「育児で手一杯、部屋の片づけをする余裕がない」などの困りごとはありませんか?自宅にヘルパーが訪問し、料理や掃除・片付けなどを行います。妊娠中~産後4か月まで使え、初回利用料は無料!ぜひ活用ください。
※利用には条件があります
■第三者からの連絡で救われる子ども・命があります
「あの親子大丈夫かな」「勘違いかもしれないけど」―この一つの連絡や相談が子どもの命を守り、子育てに悩む親への支援につながる大きな一歩になります。
昨今増え続けている児童虐待の相談。中には、「しつけ」と称して暴力や暴言を行い、死亡に至るなど深刻な結果につながる場合も。子どもは親の所有物ではありません。
子どもを一人の人として人格を尊重し、虐待がない社会を実現するためには、私たち一人一人の意識を変えるとともに、子育て中の親に対する支援も含めて社会全体で取り組んでいくことが大切です。
児童相談所虐待対応ダイヤル:【電話】189(いちはやく)
▽家庭児童相談室
0歳~18歳までの子どもに関する相談窓口です。
・「パートナーが子どもに無関心」
・「すぐ怒鳴ったり手をあげてしまう」
・「言葉の遅れなど心身の発達が気になる」
・「病気になり、子どもを養育できる状況ではない」など、子育てに関する困りごとをなんでも相談できます。
【電話】559-5076(24時間・全日対応)
相談は無料。秘密は厳守します。電話や窓口、問い合わせフォームで相談できます。もちろん、匿名でも大丈夫です。一人で悩む前に、一度ご連絡ください。
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