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自治体の皆さまへ

【特集2】あなたの備えは万全ですか(2)

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兵庫県三田市

■地震編(4) 大地震から避難する
避難とは「難を避ける」ことです。大地震が発生しても、必ずしも避難所に行く必要はありません。下図を参考に状況に応じた避難行動をイメージしましょう。

・自宅で安全確保が可能な人→在宅避難
・安全な避難先が確保できる人→安全な親戚や知人宅など
・避難先が確保できない人→市指定避難所
どこに避難する場合でも、水や食料品に加え、感染症・熱中症対策など健康管理に必要なものを準備しておきましょう。

■〔INTERVIEW〕石川県珠洲市に市職員を派遣!
市は能登半島地震の被災地支援のため職員を派遣しています。今回は石川県珠すず洲市に派遣された職員2人に、被災地の現状などについて話を聞きました。

▽震災1カ月後に派遣 南中椋太(みなみなかりょうた)さん
でこぼこの道路、傾いた信号機や電柱などがあり、平衡感覚が分からなくなるほどでした。避難所は、狭い空間で多くの人が生活するため、支援物資などが届いていても、普段と異なる環境から肉体的にも精神的にもストレスを感じやすい状況です。避難所生活の長期化に備えて、防災グッズの中に自分の趣味や嗜好品など、ストレス解消グッズの追加をおすすめします。また、訪れた避難所では支援物資を受け取る人、がれきの片付けをする人など役割分担がされており、いざという時に「共助」を実践できる地域コミュニティーの重要性を改めて感じました。

▽震災2カ月半後に派遣 谷垣朋実(たにがきともみ)さん
派遣期間中は珠洲市内の避難所(体育館や集会所など)を10カ所訪ねました。震災から2カ月半が経っても、倒壊家屋は被災当初のままで、依然として水道が復旧しておらず、お風呂やトイレの利用制限が続き、給水支援や入浴サービスで対応されている状態でした。雨水を確保し、洗濯に活用している避難所も。一方で、仮設住宅への入居が始まっている地域もあり、先の見えない不安と闘いながらも前を向いて頑張ろうとされている人もおられました。大地震は一瞬にして生活を一変させてしまうもの。数カ月にわたり普段の生活に戻れないことを想定しておくことも必要です。

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