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「特集」ジャンボ落花生 マメに生きる落花生の真実(1)

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兵庫県上郡町

「上郡に新たな特産品を作りたい」「上郡町を盛り上げたい」そんな思いから、「ジャンボ落花生」の取り組みは、始まりました。
生産者と商工会、JA、町が連携し、上郡町の気候や風土に適した栽培方法の検証などを繰り返し、秋の名物の一つになろうとしています。

■豊かな大地の恵み
10月下旬、河野原円心駅の近くのジャンボ落花生畑で、上郡こども園の園児が落花生の収穫体験を行いました。
千種川の清流、肥沃な土壌と自然豊かな畑で育ったジャンボ落花生の収穫体験は、今年で4年目。こども園の名物行事となりつつあります。
秋晴れの空のもと、園児たちは土の中から次々に自分の親指より大きなジャンボ落花生を見つけ「なかなか取れない!」「大きいの見つけた!」とはしゃぎながらたくさんの落花生を収穫しました。
収穫できた落花生は、それぞれ持ち帰りお土産にしたそうです。

■知っていますかジャンボ落花生
「落花生」の名は、花が落ちたところに実ができることから名づけられました。もともとは南米原産で、18世紀の初め頃、東南アジアを経由して日本に伝来したと言われています。そのため「南京豆」「唐人豆」などの呼び名もあります。沖縄の方言では「地豆(ジーマミー)、鹿児島では「だっきしょ」と呼ぶこともあります。落花生を「ピーナッツ」とも言いますが、一般的には殻付きのものを「落花生」、身を「ピーナッツ」と呼ぶことが多いようです。ピーナッツという名前からナッツだと思われることも多い落花生ですが、実はマメ科の植物です。

■ジャンボ落花生-これまでの主な取り組み-
▽女性の活躍
赤松地区で営農を行っている農事組合法人ファーム・円心では、女性が活躍しています。
ベジタブルグループには約10名の女性が所属し、取れたての落花生を店頭に並べるために朝早くから出荷調整作業に精を出されています。

▽農業と福祉の連携
社会福祉法人愛心福祉会では、利用者の方が農業分野で活躍する社会を目指し、農業に力を入れジャンボ落花生を栽培しています。

▽レシピの開発
学校法人栄学園平田調理専門学校にご協力いただき、25のレシピを掲載したレシピ集を作成しました。どれも簡単においしい料理ができると大好評です。

■落花生に秘められた効果
▽二日酔いを予防する
落花生にはビタミンB群のナイアシン(ビタミンB3)が含まれており、肝臓内でタンパク質、脂肪、炭水化物などの代謝を助け、二日酔いを予防します。

▽美肌効果や老化防止効果
落花生に含まれるビタミンEやタンパク質を構成しているアミノ酸には血流を促進するアルギニンが豊富に含まれていてアンチエイジング(老化防止)に効果的です。

▽腸の働きを助ける
落花生に含まれる食物繊維が腸の働きを活発にし、お腹の調子を整えてくれます。慢性の便秘にも効果があると言われています。

▽肥満防止
落花生には食物繊維が豊富に含まれていて満腹感を得られやすいので、食事前に数粒食べれば食欲抑制効果もあり肥満防止に繋がります。

▽骨の成長を促す
カルシウム、マグネシウムも豊富で、丈夫な骨を作り、心の健康などに必要なビタミンB1も多く含まれています。

▽生活習慣病予防
血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを下げ動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果のあるオレイン酸、リノール酸が豊富に含まれています。

・掘りたてのジャンボ落花生を塩茹ですると、そのおいしさが際立ちます。ゴシゴシと洗ってよく泥を落とし、殻付きのまま茹でます。
・一目でわかるその大きさ!よく見かける落花生として食べられている品種に比べ、その大きさは約2倍。実の食感はやわらかく、甘みが強いのが特徴です。
・10月14日の販売初日。町外からも多くの方が、ジャンボ落花生を求めて、開店前から長蛇の列が。開店と同時に、次々買い物カゴへと入っていきました。

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