妊娠中は、女性ホルモンの急激な増加によって心身にさまざまな影響が起こります。口腔内も同様で、口腔環境が変化し、様々なトラブルを起こしやすくなります。特に歯周病にかかると、病巣から分泌される炎症物質が子宮の収縮を誘い、早産や低出生体重児の出産につながる恐れがあります。しかし、歯周病の初期には自覚症状が無いため、気づいた時には進行している場合もあります。
口腔の健康を保つには日々のケアが需要ですが、妊婦さんはつわりなどで歯磨きが難しいこともあるでしょう。そんなときは、洗口液でうがいをしたり、体調の良い時にしっかり磨くなど、自分の状況に合わせて対応しましょう。
また、妊娠中、できれば安定期に入ったころに歯科検診の受診をおすすめします。歯周病や口腔内のトラブルを早期発見、治療することが大切です。
市では妊娠届を提出された妊婦さんに、母子健康手帳とともに「妊婦歯周疾患検診」受診券を交付しています。出産までの1回、自己負担300円で受診できます。ぜひ受診してください。
問合せ:健康課(健康センターミルネ内)
【電話】88-5750
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