丹波市では、これまで7月から10月にかけて梅雨前線による豪雨や台風等で、大きな被害を受けてきました。「うちの家は、被害にあったことがないから大丈夫」「対策工事をしたから大丈夫」と油断せず、家族や近所、自治会等で災害時の避難行動や防災活動について話し合い、突然の災害に備えましょう。
今回は、家庭でできる風水害の備えと、市民のみなさんや地域を災害から守るために日々活動している人々を紹介します。
■被害を受けた主な風水害
昭和34年9月26日 伊勢湾台風
昭和40年9月9~10日 台風23・24号
昭和47年9月16日 台風20号
昭和58年9月28日 台風10号
平成11年9月7日 集中豪雨
平成16年10月20日 台風23号
平成26年8月16~17日 丹波市豪雨災害
平成30年7月5~7日 西日本豪雨災害
令和4年7月3日 集中豪雨
■備え1.防災用語を知る
防災用語を正しく理解し、適切なタイミングで行動を起こすことができるように備えましょう。
「土砂災害警戒情報」は、大雨警報(土砂災害)発表後、命に危険をおよぼす土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況になったことを、気象庁と都道府県が市町村単位で警戒を呼びかけるものです。
すばやい避難が大切です
「土砂災害警戒情報」は、警戒レベル4の「避難指示」です。
レベル4までに必ず避難しようね!
■備え2.マイ避難計画を作成
「いつ」「どこに」「どのように」避難するかを決めておくと、いざというときの避難行動に役立ちます。
◇[STEP1]自宅や地域の災害リスクを確認
避難行動は地域や自宅の状況によって異なります。防災マップなどから自分の地域の危険性を知ることが必要です。
◇[STEP2]避難を判断する情報を確認
避難指示や情報などの入手方法を確認しましょう。また、最低限の食べ物や飲み物、貴重品(現金・身分証明など)、常備薬など、大切なものを常に持ち出せるように準備しておきましょう。
◇[STEP3]避難方法・タイミングを決める
危険を感じたり、市町村から避難指示等があった場合は防災マップを確認し、あわてず、速やかに避難しましょう。防風や浸水などで避難場所への避難が危険な場合は、自宅の2階など安全な場所へ避難(垂直避難)しましょう。
■備え3.フェニックス共済に加入する
被災後の住宅再建は大きな負担です。兵庫県の住宅再建共済「フェニックス共済」に加入して備えましょう。
対象:地震・豪雨・台風などのあらゆる自然災害による住宅の建築・購入・補修費
補償額:年額5,000円の掛金で最大600万円
※地震や地震を原因とする火災の住宅被害は、火災保険ではなく地震保険が適用されます。地震保険の補償額は、火災保険の30~50%です。阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、兵庫県が全国に先駆けて住宅再建共済制度を平成17年9月からスタートしました。
■マイ避難計画を簡単に作ることができる!ひょうご防災ネットアプリを活用
県や丹波市からの「避難に関する情報」などの緊急情報や地震・津波・気象情報などの「防災に関する様々な情報」を提供するアプリです。
各関係機関のサイトにもリンクしており、河川・交通機関・ライフラインなどの情報も確認できます。
問合せ:くらしの安全課
【電話】82-0250
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