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■地域に防犯の目を
近年、県内では窃盗や詐欺などの犯罪件数(刑法犯認知件数)は減少傾向にあります。しかし声掛けや露出などの不審者は依然として多く発生しています。
不審者による声掛けや犯罪は子どもや女性が狙われやすく、特に子どもの場合は保護者や学校の先生がそばにいない登下校の時間帯に、路上での被害が多くみられます。見守りカメラの設置や防犯・交通パトロールなどに加え、地域にさまざまな防犯の目があれば、犯罪をより抑止できます。
市では新たにわんわんパトロール事業を始めます。「犬の散歩」の際に少し防犯の意識を持つことが、地域を見守る活動につながります。
■生活の中でできる「ながら見守り」
犬の散歩をはじめ、買い物や農作業、庭の手入れなどの日課がある人は、活動時間を工夫したり、少しだけ防犯の視点で周囲を見たりするだけで、地域の「ながら見守り」を行うことができます。
ながら見守りを行う人が増えれば、みんなが安心して過ごすことができます。また「人の存在」は犯罪を起こそうとする人に思いとどまらせる効果があります。
・散歩やジョギング時
・通勤や習い事の行き帰り
・買い物時
・農作業や庭の手入れ時
犬の散歩時に次のようなポイントを気にしながら散歩してみましょう。
○POINT1 通学路
先生や交通安全指導員などがいない場所や、下校の時間帯に。子どもたちとあいさつするのも良いですね。
○POINT2 公園や広場
子どもたちが遊ぶところ。木の茂みやトイレの前、駐車場など、死角がある場所を探しながら。
○POINT3 人気(ひとけ)のない所
街灯が少ない道や田畑、閑静な住宅地など、人の目が届きにくい場所を愛犬と歩いてみましょう。
■わんわんパトロール隊員募集
普段の散歩の際に、パトロールグッズを身に着けて地域の見守り活動を行うわんわんパトロール隊員を募集します。隊員登録をした人には、パトロールグッズを配布します。
対象:
・市内在住で市に飼い犬登録をし、毎年狂犬病予防注射を受けさせている人
・散歩時に必リードを付け、ふんを持ち帰るなどのマナーを守っている人
申し込み:12月11日から生活安全課、各市民センター、東加古川市民総合サービスプラザ、市ホームページ
バッグと反射クリップのセット
バンダナとリードカバーのセット
くわしくはこちら(※本紙参照)
○ながら見守りを習慣に
不審者による子どもや女性への声掛けなどは、半数近くが通学路などの路上で起きています。地域の皆さんがながら見守りを行えば、より多くの時間帯や場所に注意が行き届きます。
ながら見守りは皆さんのライフスタイルに合わせた形で行い、習慣にすることが、無理なく続けられるこつです。また周りを気に掛けることで、犯罪の抑止だけでなく認知症などによる行方不明者の早期発見などにつながることもあります。みんなで市をより安全安心なまちにしていきましょう。
加古川警察署 生活安全第一課
三浦巡査部長
問い合わせ:生活安全課
【電話】427-9760
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