長寿化が進み、誰もが介護する・される関係に直面する可能性があります。そのため、高齢者の虐待をどう防ぐかが課題です。
厚生労働省の調査では、高齢者で家族などから虐待を受けた事例は、年間1万7千件と、相談・通報件数は増加傾向にあり、多可町でも同様の相談・通報が寄せられています。
■虐待に気づいたら…
虐待に気づいた人は、町に通報(相談)する義務があります。早期に発見することで、虐待の深刻化を防ぐことができます。
虐待に気づいたら、1人で抱え込まず、相談してください。
また、虐待を受けている高齢者本人が届け出ることもできます。相談・通報者のプライバシーは守られますので、ご安心ください。
■高齢者虐待の状況
・身体的虐待…たたく、つねる、殴るなど
・介護・世話の放棄・放任…食事を与えない、適切な医療や介護を受けさせないなど
・心理的虐待…怒鳴る、悪口を言う、無視するなど
・性的虐待…合意がない性的接触や性的嫌がらせ
・経済的虐待…本人の不動産や年金、預金を取り上げて勝手に使うなど
■介護者の皆さんへ〜1人で抱え込まず、相談を〜
「自分が頑張らなければ…」「周りの人に迷惑をかけられない」などの思いで介護をしていませんか?
介護は先の見えない長期戦です。すべて自分でやろうとすると、身も心も疲れ果ててしまいます。1人抱え込まず、まずはご相談ください。
1人で悩まず、ご相談ください
地域包括支援センター
【電話】30-2525
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