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町長室からこんにちは

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兵庫県多可町

多可町長 吉田 一四

■多可高校存続に向けて
能登半島の震災からほぼ2ヶ月が過ぎようとしています、遅々として進まない復旧・復興に心配が募るばかりです。
多可町の職員も、震災発生直後から2月の中旬までに、3班6人が珠洲市の支援に向かいました。
帰庁した職員の報告では、テレビなどの情報で伝わらないものの筆頭として「臭い」を上げていました。インフラとしての上下水道がいかに貴重であるかを身もって体験してきたようです。今後の町職員としての仕事に生かしてもらいたいと期待しています。
さて、少子化の問題は多可町だけでなく兵庫県でもその対応が検討されており、その一環として公立高校の再編があります。
本年度は、三木市内の高校を統合する調整が進んでいます。
今のところ、各自治体に1校は存続させる方向で議論が進んでいますが、修学する生徒が減ってくれば当然、統廃合の対象となってきます。
多可町では、多可高校への支援の一環として、西脇地区から通学する学生への通学定期の補助や、神姫バスの黒田庄ルートの運行を行っています。
これに加えて、希望者への多可町給食センターからの昼食の提供を計画しています。多可高校では、数年前から校内食堂の運営が中止となり、弁当などが必要となっています。
現在、多可町給食センターから県立北はりま特別支援学校へ給食の提供を実施しており、多可高校への昼食の提供も今後実施する計画です。多可高校内の食堂などの改修が整えば、できるだけ早い時期から実施したいと考えています。
こうした取り組みが、多可高校への修学の動機付けになればと思います。
多可高校卒業生が、将来、多可町で活躍してくれることを期待し、町としてできる限りの支援を行っていきます。

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