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【特集】ぼくらの未来は ぼくらが守る〜ともに進めるごみ減量と資源循環〜(2)

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兵庫県多可町

■できるかな?ごみクイズ
Q:このイラストのなかで資源ごみはどれでしょう?○をつけよう!
・お菓子の袋
・メモ用紙・古封筒
・調味料などのチューブ
・化粧品の空き容器
・納豆のトレー
・携帯電話
・お弁当や総菜のトレー
・ラップで包装された食材の容器
・みかんのネット
・ペットボトルのふた
・発泡スチロール
←こたえは7ページへ!

■みんなのゴミ減量アイデア 誰かじゃない、わたしから
多可町では、3月号広報の折り込みチラシで「ごみ減量アイデア」を募集しました。応募いただいた皆さんの取り組みを紹介します。
誰かがやる、ではなく、私から始めましょう。

▽分別でごみを減らす 80代女性
・生ごみ
野菜くずなどは畑に戻して肥料にしています。
・プラ類
ペットボトル類はこまめにスーパーなどの回収ボックスに入れています。
・紙類
本、新聞、ダンボール、厚紙、広告など5つに分けて箱に入れて、廃品回収に出しています。
チラシの裏面をメモ用紙に使用したりしています。
日常生活の中で、できるだけごみを作らないように、心がけ一つで減量に向かえば何よりうれしいです。

▽余計な物は購入しない 70代女性
・野菜類
きれいに洗って皮付きで調理。生野菜や残り物は畑に戻して土に返す。
椎茸や大根は干物に、小さいじゃがいもはミキサーにかけ、料理のとろみ付けなどに利用。
・牛乳パック、ペットボトル、トレーはスーパーの回収ボックス、ビン、缶、新聞、本、衣類は、指定の収集日や子ども会の廃品回収に出す。
買い物はマイバッグを使っています。些細なことでも、たくさんの人が気を配れば、成果が出るはずです。

▽生ごみをコンポストバッグで堆肥へ再生 50代女性
私は大阪と多可町の2拠点生活をしています。可燃ごみの日にごみを出せないので、コンポストバッグに生ごみを入れて、大阪に持ち帰り、バッグで熟成させた堆肥は自宅で園芸に使用しています。

▽ざつ紙も集めて再生 70代
・生ごみ、野菜等のくずは、水分をきってコンポストに入れて腐らせ、畑に入れて肥料にする。
・食べ残しを出さないように調理し、できるだけむだな物を購入しない。
・草・木類は、所有の山へ持っていき枯らす。
・食品トレーは、洗って乾かし、回収場所へ持って行く。
・ごみカレンダーに従い分別し、不明なごみなどについては、みどり園に問い合わせる
・段ボール、ざつ紙、ぼろ布、アルミ缶などは子ども会の廃品回収に出す。

■子どもたちにきれいな地球を残したい! 笹倉あゆみさん
子どもが生まれたときに、この子に、少しでもきれいな地球を残したい!と思ったんです。
使い捨てのものをできるだけ使わないことから始めて、食べ物は有機野菜を地元の直売所などで買うようになりました。
野菜くずなどは、コンポストを家の外に設置してこまめに入れるようにしています。ある程度たまると、実家の畑に持って行きます。
家に生ごみがないことで、匂いもしないし小バエ対策にもなります。ごみもかなり減って、燃えるごみは、半分くらいになりました。ごみ出しする回数も減るので、一石二鳥です。
物を買いすぎないように心がけることで、買い物の回数も減って、生活がシンプルになりました。
おもちゃや服はフリマアプリで買ったり、友だちと譲り合ったりしています。
出かけるときは、マイボトルやマイ箸を持ち歩いて、わりばしなどは使わないようにしています。
少しの工夫でごみは減らせます。兵庫県で1位って本当にすごいです!

■クイズの答え合わせ
正解は、すべて資源ごみになる、でした!

▽お菓子の袋、化粧品の空き容器 調味料などのチューブ 納豆のトレー
中身が残らないようにしっかり使いきり、食べきり、軽く洗えばプラごみです。

▽みかんのネット 発泡スチロール
プラごみとして出せます。大きい発泡スチロールは、できるだけ小さくして袋に入れてください。

▽携帯電話
携帯電話は小型家電として、町内に設置している小型家電回収ボックスに入れることができます。
現在は、中プラザ、加美プラザ、八千代プラザに回収ボックスを設置しています。

▽お弁当や総菜のトレー ラップで包装された食材の容器
フタ、トレイは、汚れをさっと洗えばプラごみになります。包んでいるラップもプラごみとして出せます。シールが付いていてもそのままで大丈夫です。

▽メモ用紙、古封筒
小さなメモや、封筒なども立派な資源です。小さい紙類は、紙の封筒などに入れておき、いっぱいになったら封筒をしっかりとじて資源ごみ回収などに出しましょう。
「ちょっと待って!その紙、資源になりますよ!」

▽ペットボトルのふた
プラごみで出せます。ペットボトルは、ラベルとキャップはプラごみ、ボトルは洗ってペットボトルの日に出しましょう。

■どうせ燃やすんでしょは違います!
西脇多可行政事務組合 業務課 高瀬良尚 課長補佐
収集したプラスチックごみのうち、1割は汚れがひどかったり分別誤りなどで返却されて、焼却処理しています。でも、残りの9割は資源へと再利用されます。
返却される量が、1割というのは、非常に優秀で、西脇多可管内は、一番いい評価のA判定です。
西脇多可のプラスチックごみは、汚れもほとんどなく、とてもきれいです。
他の市町のごみを見ることがありますが、プラごみの塊が、汚れで茶色なんです。でも、西脇多可管内のプラごみは、透明なんです。
少し手間をかけることで、ほとんどのごみが資源になります。みんなの意識を少し変えるだけで、ごみ減量はもっと進んでいきます。

■広報担当も取り組んだごみ減量チャレンジ!
今回、ごみ減量の特集をすることになり、高瀬課長補佐から学んだ分別方法などを広報担当も意識して取り組みました。
2週間の取り組みの結果、1週間に2回出していた燃えるごみが1回に減りました。
少しの意識でごみが減ることを実感!これを多可町の人たちが取り組めば、ごみはもっともっと減ります。
さあ、今日からチャレンジしよう!
「高瀬課長補佐の名刺は、チラシの裏を利用されていてとってもエコでした。」

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