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特集 2023・12・11―姫路城世界遺産登録30周年 世界遺産が生まれた日(2)

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兵庫県姫路市

■姫路城の歩み
1333:赤松則村(円心)が姫山に縄張りしたとされる
1346:赤松貞範が姫山に築城したとされる
1581:羽柴(豊臣)秀吉の天守が完成
1600:池田輝政、三河吉田から入封
1609:五重6階・地下1階の連立式天守が完成
1617:本多忠政、伊勢桑名から入封
1618:忠政、西の丸を造営、御殿群を整備
1656:榊原忠次、天守大柱根継ぎ、補強柱補加
1684:本多忠国、大天守地階〜4階に支柱補加
1749:酒井忠恭、上野前橋から入封
1868:酒井忠邦、版籍奉還
1873:姫路城の「存城」が決定
1874:陸軍姫路営所の設置が決定
1910:明治の修理(~1911)
1912:姫路城の一般公開開始
1928:姫路城が旧史跡に指定
1931:天守群が旧国宝に指定
1934:昭和の大修理開始
1951:天守群が国宝に指定
1952:姫路城跡が特別史跡に指定
1956:大天守などの解体修理開始(~1964、昭和の大修理)
1993:世界遺産に登録
2009:平成の大修理(~2015)
2023:世界遺産登録30周年

■インタビュー
県立姫路東高等学校地歴部の皆さん
▽地歴部の活動内容は?
昨年度は野里の町並みが果たす姫路城の防御としての役割について、今年度は上月城の戦いについて研究しました。まとめた研究レポートは、全国高校生歴史フォーラム(通称…地歴甲子園)で成果を発表しています。その他、いろいろな史跡を訪ねたり、中学生向け埴輪(はにわ)作り体験のインストラクターに挑戦したりしています。
研究では、実際に現地を訪れ、詳しい人に聞いたり、模型を作ったりして仮説を検証します。特に、野里の町並みについての研究は、特別史跡地内にある東高の立地を最大限に生かしたものとなりました。今後も東高ならではの活動に取り組みたいです。

▽姫路城の魅力や、今後も守っていきたい点は?
課外授業「姫路城学」で、石垣の積み方に工夫があることを学びました。天守だけでなく、石垣もたくさんの人に見てほしいです。また、左官職人の講師から、漆喰(しっくい)の技術は伝えられているが、原材料の再現が難しいと聞きました。何もしなければ失われるものも多く、私たち一人ひとりが「姫路城を守りたい」という意識を持つことが大切だと思います。

■世界遺産登録記念日 祝賀イベント
日にち:12/11
当日は姫路城や好古園、動物園が入場無料!
12月11日(月)の世界遺産登録記念日に、姫路城を借景にした“チェキ”の撮影会を開催。撮影した写真に寄せ書きし、ボードに飾ります。みんなで記念日をお祝いしませんか(写真は3月の30周年記念式典でも展示予定)。お城周辺を巡る最新型EVループバスのお披露目式も。
時間:午前9時~午後5時
場所:姫路城三の丸広場

問合せ:観光課
【電話】221-2121

■城郭研究室のイベント
申し込みは12月22日(金)までに、往復はがきかウェブサイトで住所、郵便番号、氏名(ふりがな)、電話番号を城郭研究室(〒670-0012 本町68-258)へ。1通で1人。応募多数の場合は抽選

▽城郭市民セミナー
全国城跡等石垣整備調査研究会
国内城郭等の石垣整備について議論する全国大会。今年は初開催から20年目の節目に当たります。「文化財石垣修理20年の蓄積と今後の展望」をテーマに、直近の10年間で明らかになった課題と今後の展望について、研究者や石工が意見を交わします。
日時:6年1月25日(木)、午後1時~4時、26日(金)、午前9時半~午後4時半
場所:イーグレひめじあいめっせホール
定員:80人(原則2日とも参加できる人)
参加費:無料。資料集等を5,000円で販売します

▽史料講座(中級)
少し読み応えのある古文書を解読します。
日時:6年1月31日~3月6日の毎週水曜日(全6回)、午前10時~11時半
場所:日本城郭研究センター2階中会議室
対象:古文書の基本的な解読ができる人(今年度の初級講座受講者は受講できません)
定員:40人
受講料:2,000円

問合せ:城郭研究室
【電話】289-4877

この記事に関する問合せ:文化財課
【電話】221-2786

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